大学で教鞭をとる心理学者の平松隆円が、世の中のモテと恋愛について語る本連載。今回は、人が魅力を感じる顔とはどんな顔なのか?について考えていきたいと思います。

男子はだれでも、美人が好きです。ですが、ひとことで“美人”といっても、どんな顔が美人なのか答えるのはそう簡単ではありません。また、単純に「美人=外見のいい人」が好きといっても、キレイさや可愛さ、清潔感などそのイメージは様々です。

そこで今回は、「人はどんな顔に魅力を感じるのか」について考えてみたいと思います。

魅力を決める要素

一般的には、外見がいい女子のことを“美人”と言いますが、専門的には“美人”とは言わずに“身体的な魅力の高い人”と言います。

では、一体どういう顔が“身体的な魅力が高い顔”なのでしょうか?

魅力に関する心理学の研究では、4つのポイントがあるとされています。

1:幼児性

幼児性とは、いわば子どもっぽい顔の特徴のこと。

具体的には、目が大きいとか、目が顔の中心にあるとか、そういった特徴が幼児性です。

赤ちゃんは自分ひとりでは大きくなることができません。必ず、大人のサポートを必要とします。そのため、子どもっぽい顔の特徴をみると、大人は「かわいい」と感じて、その子どもの世話をしたくなるという本能が備わっています。

人間や動物の赤ちゃんをみると、「かわいい!」と感じ、おもわず駆け寄ってかまいたくなってしまうのはまさにそれなんです。

2:性的な成熟さ

幼児性とは相反しますが、当然ながら、“性的に成熟している大人の特徴”も魅力です。わかりやすくいえば、幼児性が“かわいい”という印象であるのに対し、性的に成熟している特徴は“きれい”を意味するといえるかもしれません。

性的に成熟していることを示す顔の特徴は、幼児性とは反対で、目が小さい、目の位置が顔の上部にある、などです。

3:目鼻立ちが整っている

いわゆる、顔のなかで目や鼻、唇などのパーツがバランス良く配置されているということもすごく大事です。

その昔、レオナルド・ダ・ヴィンチが“ウィトルウィウス的人体図”という図を書きました。円形のなかで男性が両手と両足を伸ばしている図で、頭のてっぺんから床までの長さと、へそから床までの長さの比が示しています。

その比は、黄金律とよばれるもの。人の顔の各パーツも、黄金律だともっとも美しいとされています。

4:笑顔

そして、最後に大切なのは笑顔。どんなに目鼻立ちが整っている顔でも、怒っていると魅力的にうつりません。反対に、多少バランスが崩れていても、笑顔だと魅力的にみえるものです。

人にいい印象を与えるためには、笑顔でいることを忘れてはいけないんです。

本当に良い印象を与える顔

以上、“身体的な魅力が高い顔”を決める4つのポイントをご説明しました。

本当に良い印象を与える顔はどんな顔かといえば……この4つの要素が備わっているかどうか?ということになります。

ただ、“幼児性”と“性的な成熟さ”は相反する魅力なので、自分が好印象を与えたいとおもっている人との関係性(相手が自分より年上かどうかなど)で選ぶといいでしょう。

また、顔のバランスは化粧で補正することが可能です。あとは、やっぱり笑顔でいることを忘れないで!

いかがですか?

人にいい印象を与えることって、一見難しそうですが、実はそうでもないんですよ。