百戦錬磨のストライカーが考えることはひと味違うものだった。日本代表FW岡崎慎司(レスター・シティ)は「サバイバルはもちろん大事だけど……」と、チーム内の競争よりも大事なことがあると持論を語った。

 自身3度目となるW杯出場を決めた8月31日のオーストラリア戦(2-0)はベンチスタートで、試合終盤の投入だった。5日のサウジアラビア戦に向けたジッダでの初練習後、報道陣から先発奪回への意識を聞かれたストライカーは、あくまで日本が来年のロシアW杯で勝つことが目的であることを力説した。

「とにかく自分でも他の選手でも、W杯に行った選手が結果を出すことが重要。自分はもう選ばれるだけの選手ではない。それよりも、W杯で結果を出さないといけない。これからは競争がメインではなく、W杯で結果を出すためのことをやる」

 ジッダの気候に関しては「日本や香港のほうが暑かった気がする。3日すれば慣れると思うので、あまり心配はない」と気にする素振りはない。9か月後の大勝負に向け、己を磨く日々が続いていく。

(取材・文 矢内由美子)


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