中国・北京市内で、自転車専用レーンに積み上げられたシェア自転車(2017年8月3日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】勃興するベンチャーキャピタルを背景に、中国では現在、ランニングマシンからカラオケブース、カプセルホテルに至るまで、あらゆるものを短時間からレンタルできるシェアリングサービスが急成長している。しかも、申し込みはスマートフォンで手軽に行える。

 世界第2位の経済大国で起きているこの「シェアリングサービス」のブームでは斬新なアイデアが数多く生み出された。しかし、それは同時に「レンタルバブル」を示唆するものとして警戒もされている。AFPは、この1年半の間に登場した多岐にわたるサービスをリストアップした。中には既に消滅したものもある。

■増殖する自転車

 昨年のサービス開始以降、中国の歩道や道路を埋め尽くす勢いで増えているのはカラフルな自転車だ。しかし、あまりに増え過ぎた自転車の数に、一般市民からは批判的な声も聞かれるようになり、北京(Beijing)や上海(Shanghai)などでは規制する動きも出始めた。自転車シェア関連では、これまでに少なくとも2社が倒産。当局による自転車撤去の光景も当たり前になってきた。

■青限定のBMW1シリーズ

 自転車よりもっと贅沢なシェアリングサービスを探しているなら、北東部瀋陽(Shenyang)にBMWの1シリーズを専門に貸し出している会社がある。車両は全てロイヤルブルーで統一されている。申し込みの方法は、多くの自転車の場合と同様に携帯端末でQRコードをスキャンするのみだ。レンタル料は走行距離1キロあたり1.5元(約25円)。別途999元(約1万6700円)の保証金が必要となる。

■「ランニングマシンボックス」

 汗っぽいスポーツジムに行くより、「スポーツボックス」をレンタルするという選択肢もある。このスポーツボックス、実はランニングマシンが収められているエクササイズ向けのガラス張りのボックスだ。黒と黄色のボックス内部には、ランニングマシンの他、エアコンとテレビも用意されている。この「ランニングマシンボックス」を貸し出している会社によると、北京市内10か所設置されているという。

■消えた休息用カプセル

 わざわざ自宅に戻らなくても、手軽に昼寝ができる「休息用カプセル」のレンタルサービスもあった。しかし、この棺のようなカプセルは、登場後すぐに撤去されてしまった。火事の危険性があるとの理由で上海当局が問題視したのだという。

■本物の高級ブランドバッグ

 中国では富裕層が増えている。しかし、価格にシビアな人は依然として多い。それなら憧れのハンドバッグを高額で購入するより、レンタルするのも一つの手だろう。高級品をレンタルする会社は、安っぽいコピー商品ではなく、本物の欧米一流ブランド品を手にすることができるとアピールしている。ただ、バッグにワインをこぼさないよう注意する必要はあるだろう。

■カラオケブース

 中国メディアは、ショッピングセンターや地下鉄など、ありとあらゆる場所にカラオケ(KTV)ブースが設置され、国内を席巻していると伝えている。ブースには防音加工が施されているため、利用者は大声で好きなだけ歌うことができる。また録音設備も用意されており、自らの歌声を携帯端末にアップロードすることも可能だ。音声ファイルを友人らとシェアして楽しむこともできるだろう。

 中国ではその他、電気スクーター、携帯電話の充電器、作業スペース、傘、バスケットボールなどのシェアサービスもあるという。
【翻訳編集】AFPBB News