コウチーニョに付けられた“値札”は260億円! バルサ幹部が獲得失敗の真相明かす

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足元を見られていたバルサ、リバプールは強気な姿勢崩さず

 ブラジル代表FWネイマールを2億2200万ユーロ(約290億円)もの移籍金で売却したバルセロナ。

 その資金を元手にした超大型の“駆け込み補強”があるかと見られたが、動きなく終わった。特に第一希望と見られたリバプールのブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョの獲得失敗について、クラブのスポーツディレクターが会見に応じ、260億円もの“値札”を付けられたと語っている。米スポーツ専門テレビ局「ESPN」が報じた。

 バルサは広州恒大からブラジル代表MFパウリーニョ、ドルトムントからフランス代表MFウスマン・デンベレをそれぞれ獲得したが、噂に挙がっていたコウチーニョやPSGのアルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリア、レスターのアルジェリア代表MFリヤド・マフレズの獲得はならなかった。

 ネイマールの後釜として本命視されたコウチーニョだが、ロベルト・フェルナンデスSDとアルベルト・ソレール氏が会見に出席。ソレール氏は交渉の内容について、「何週間にもわたるオファーとミーティングの後、リバプールは我々が望んでいた選手に対して価格をつけた」と話し、提示された移籍金額を明かしている。

「ネイマールの移籍金を受け取り、我々が2億2200万ユーロを保持していることを誰もが知っていた。我々はそれをスポーツ的な必要なものとして管理した。リバプールは2億ユーロ(約260億円)を“ベット”してきたが、我々はそれは受け入れられなかった。選手に対する努力は感謝しているが、今はもう何もできない」

「我々がかつて味わったことのない…」

 ネイマール売却で得た莫大な資金をほぼ投入してしまうことになる2億ユーロもの提示額。さしものバルサも首を縦に振ることはできず、この交渉は破談になった。ソレール氏は、次のようにも話している。

「今夏の移籍市場で起こっていることは、我々がかつて味わったことのない、全く違うフットボールのモデルへと突入しているのだ。世界のサッカー界は、いくつかの国が主要な代理人になっている。我々は15万人のソシオによって運営されているクラブを、危険に晒すことはできない」

 ネイマール売却益によって“足元を見られる”形となったバルサ。大金を得ても、補強戦略は一筋縄ではいかない交渉の怖さを象徴する出来事となった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images