子どもの心に届く叱り方

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子どもが叱っても叱っても、全然言うことを聞いてくれない…と悩む親御さん。街なかでも、子どもを叱りつつもわが子に翻弄されるママを見かけることもしばしばです。しかし、『1人でできる子になる テキトー母さん流子育てのコツ』の著者・立石美津子さんによると、親が叱っているつもりでも、実は子どもにはちゃんと伝わっていないケースが多いそうです。そこで、子どもの心に届かない“叱り方NGワード”、心にしっかり届く叱り方のコツについてお話しを伺いました。

●“コラッ!”“ダメ!”“いい加減にしなさい!”と何度叱っても、子どもには伝わらない

「せっかく叱っているのに、まったく効果がない。それでは意味がないですね。子どもが言うことを聞かないのは、親御さんがその場しのぎの叱り方になってしまっているからなのです」

(立石さん 以下同)

では、叱っても心に響かないNGワードとは?

・コラッ!

・ダメ!!

・いい加減にしなさい!

・なんでいつもそうなの?

・何度言えばわかるの?

「これらのワードで、子どもが条件反射的に言うこと聞いても、叱られる理由を理解するわけではないので、何度言っても効果のない叱り方になります。叱るということは、“なぜいけないのか?”という本質をしっかり子どもに伝えることなのです」

●叱るときは、子どもに真意が伝わる言葉で。ちゃんとできたら、褒めることも忘れずに!

では、子どもの心にしっかり届く叱り方とは?

例えば、子どもがスプーンで食器をたたいたとき…。

決して感情的に言うのではなく、怖い声のトーンで、

「食器はたたくものですか?玩具じゃなくて食事をする道具だよね」と言う。

子どもは一瞬、叩くのを止める。

すかさず、

「そうだよね。よく気が付いてやめることができたね!」と褒める。

「声のトーンや表情、眼差しだけで、子どもは親のただならぬ雰囲気を察するのです。さらに、食器をたたいてはいけない理由を冷静にしっかり伝えます。そして、すぐに止めたらそこで褒めてやるのです。これが実はとても大事です。悪いことをしたときばかり叱られて、出来たときはスルーされてしまうと、子どもの行いはまた逆戻りします。そこで褒めてやれば“ママは改善したことをちゃんと見ていてくれた。次からは頑張ろう”という次へのモチベーションになるのですから」

叱るだけでも、褒めるだけでも子どもをうまく導くことはできません。“悪いことをしたら叱る”“良いことをしたら褒める”。いたってシンプルなこと。そして、改善したその瞬間を見逃さないで認めてやる親の愛情は、しっかり子どもに伝わるのかもしれませんね。

(構成・文/横田裕美子)

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