[9.2 J2第31節 千葉2-2東京V フクアリ]

 東京ヴェルディのMF安西幸輝は2日に行われたジェフユナイテッド千葉戦で、同点ゴールにつながるクロスを配給した。現在は本職とは異なる右ウイングでの出場を続けているが、「景色が全く違うけど徐々に慣れてきた」と手応えを得ながら、好調のチームに欠かせない働きを見せている。

 1点を追う後半11分、安西はMF内田達也からのサイドチェンジをトラップで収め、「カットインがうまくいったので」と果敢なドリブルを披露。相手をかわして鋭いグラウンダーのクロスを送ると、ニアサイドでMF渡辺皓太がスルーし、ファーに走り込んだFWドウグラス・ヴィエイラがダイレクトで決めた。

 試合後の取材に対して、「あれは練習どおりの形」と答えた安西。「ダイアゴナルの動きで(ニアの選手が)入ってきて、奥(の選手)に出すのは狙っている。皓太もそれを分かっていたと思うし、強すぎず弱すぎずでボールを出した」と納得の得点パターンだった。

 今季はここまで29試合に出場し、当初は本職のサイドバックなどを務めていたが、ここ4試合ではウイングを担当。もともと攻撃的なプレーを持ち味としているだけに、チームの推進力を増す存在となり、前々節の長崎戦(○2-1)では豪快な決勝ミドルシュートもたたき込んだ。

 この日も序盤から積極的にドリブルでしかけ、右サイドを制圧。相手の警戒は強かったようで、ファウルで倒される場面も目立った。それでも「勝っているチームには、ああやってプレッシャーをかけてくるのが当たり前。そこで気持ちを動かされずに、ファウルをされてもしかけることが大事」と冷静に対処。守備的なポジション出身だからこそ分かる、相手の嫌がるプレーを心がけているようだ。

 チームは6試合負けなし(4勝2分)で、プレーオフ圏内の6位をキープ。「最近はすごく周りが見えている。存在感を出せているし、コンディションがいい」。そう語る背番号2が残り11試合でも攻撃をけん引することになりそうだ。

(取材・文 竹内達也)
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