[9.2 J2第31節 千葉2-2東京V フクアリ]

 出番が巡って来たのは逆転を許して迎えた後半20分だった。ピッチに送り込まれるのは、第22節讃岐戦以来、実に9試合ぶり。しかし、ジェフユナイテッド千葉DF大久保裕樹は本職の守備で奮闘するだけでなく、攻撃面でも大きな結果を残した。

「負けている状況だったので逆転できるように」と大久保が最終ラインに投入されると、千葉はシステムを3-1-4-2に変更。「後ろはしっかり守って両サイドを高い位置に押し出せるように考えてやった」。その言葉どおり、サイドから圧力を掛けて主導権を握り返すと、後半26分に同点となるゴールが生まれる。

 CKの流れから左サイドでMF矢田旭がボールを受けると、逆サイドの大久保は「旭が後半はすごくポジティブなプレーを続けていたので、良いボールを上げてくれると信じていた」とゴール前で待ち構える。すると、突破した矢田が送ったクロスを、「ここに来るなという感じでボールが来た」と大久保がヘッドで叩き込み、貴重な同点ゴールを記録した。

 その後もロングスローで好機を演出し、後半38分には矢田のCKからポスト直撃のヘディングシュートを放つなど攻撃面でも存在感を示す。だが、チームに勝ち越しゴールは生まれず、試合は2-2のドローに終わった。

「逆転できる自信もあったので、3点目を取れれば良かった」と悔しさを滲ませた男は、追い付いてのドローという結果にも「全然満足していないし、絶対に『3』を取らないといけない試合だった」と唇を噛んだ。

(取材・文 折戸岳彦)
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