スカパー!主催の音楽フェス『SENDAI OTO Festival 2017』が2日、宮城・セキスイハイムスーパーアリーナで初日を迎えた。この日は、水曜日のカンパネラ、きゃりーぱみゅぱみゅ、ナオト・インティライミ、ゆずの4組が出演。観客と一つになって歌い踊り、そして世界観に浸り、約5時間にわたって歌い届け、東北にエネルギーを送った。あす3日も同所で開かれる。

水曜日のカンパネラ(C)SENDAI OTO Festival 2017

 この日、トップを飾ったのは水曜日のカンパネラ。2階客席の通路から大きなバルーンを引っ提げて登場したかと思えば、6曲目まで客席でパフォーマンスするなど会場全体がステージと言わんばかりの意表を突く演出で観客を沸かせた。曲間には水の音や鈴虫の声など環境音を挟み込むなど、杜の都・仙台を表現しているかのよう。EDMやラップ、オリエンタルなサウンドを融合させた独特の音の世界観は1つの曲を終える度に大歓声。また「アマノウズメ」では東北への想いを重ねるように一部歌詞を変えて熱唱。「一休」など頓智の利いた楽曲も届け、最後はステージから客席通路を辿り、光輝く扉の向こうへと消えていった。

きゃりーぱみゅぱみゅ(C)SENDAI OTO Festival 2017

 二番手に登場したのは、秋らしい衣装を身にまとった、きゃりーぱみゅぱみゅ。挨拶代わりにヒット曲「ファッションモンスター」を披露した。MCでは出演者それぞれの想い出を明かしていく。特に、公私ともに仲が良いコムアイの話では「こうして同じステージに立てることが嬉しい」と語ると、会場の奥で見ていたコムアイが大きく手を振って叫ぶ場面も。これにきゃりーは「見ていてくれたんだね」と返すなど微笑ましい光景が広がった。「CANDY CANDY -Remix Short-」などダンスミュージック系にアレンジした人気曲をノンストップで届けたあと、「もんだいガール」をキュートな振付で歌い届けると、最後は「最&高」で締めた。

ナオト・インティライミ(C)SENDAI OTO Festival 2017

 三番手は、7月に世界の旅から帰国したばかりのナオト・インティライミ。何の前触れもなくフラッとステージに現れたナオトは「こんな感じでもいい? 旅から帰ってきてまだ地に足がついてないけど、こんな感じで行きます」とユーモアを交えたトークで観客の心を掴むと「惜しみ無くいくよ」と「Catch the moment」を披露。「世界を旅して思ったのはJ-POPは凄い。こんなにも繊細な歌詞とメロディをかけるのは日本人にしかいないと思う」と語って「いつかきっと」を歌い届ける。更に、東北に寄せる思いを語り「未来へ」。歌詞に込められた真っ直ぐなメッセージに涙ぐむ人もいた。また、この日は旅の様子を収めた映像が映画化させることも発表。最後は「カーニバる?」「The World is ours!」とノリノリのナンバーで締めくくった。

ゆずC)SENDAI OTO Festival 2017

 トリを飾ったのはゆず。最初に「サヨナラバス」を披露するとサビ部を観客に歌わせて満足の表情を浮かべる北川。「東北の皆元気か!」と叫ぶと、この日の出演者の名前を使ってコールアンドレスポンス。のっけからフルスロットルなパフォーマンス。観客もそれに呼応して、一体感が生まれていた。2曲を歌い終えて北川は「俺達と東北は歌で繋がっている。そんな思いを込めた曲を歌います」として「虹」を披露。虹の絵を描いたアコギに持ち替えて熱唱する北川。真剣な表情で歌い上げる岩沢。歌詞の<越えて、超えて>の前に「東北!」と差し込んだ。この日は新曲「愛こそ」も披露。観客と踊り歌い狂った「夏色」から最後は「栄光の架け橋」を歌い届け終演した。

 この日の模様はスカパー!10月末に放送される予定。また、明日3日は大原櫻子、OKAMOTO’S、スキマスイッチ、サカナクションが出演予定。なお、初日公演の詳報は追って掲載します。【取材=木村陽仁】

「RockCorps」に出演した、miwa ゆず(C)SENDAI OTO Festival 2017 ナオト・インティライミ(C)SENDAI OTO Festival 2017 きゃりーぱみゅぱみゅ(C)SENDAI OTO Festival 2017 水曜日のカンパネラ(C)SENDAI OTO Festival 2017 ライブのもよう(C)SENDAI OTO Festival 2017