前代未聞の事態が起きているバルサ

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前代未聞の事態が起きている。夏の移籍シーズン終了の最後の1秒まで力を尽くしたバルサだが、厳しい現実と計画の甘さに打ち負かされた。現在バルサには多くのポケットマネーがあるものの、目当ての補強を手に掴むことはできなかった。

今年の夏、組織としてのバルサの対応が常に遅れをとっていたということは周知の事実だ。ネイマールの存続を信じ切っていた幹部たちは、ネイマール親子の不満をメディアによる作り話だと考えていた。結果、ネイマールはPSGへ移籍し、バルサは十分な補強も得られないままシーズンを開始しなければならなくなった。

本日バルサの責任者たちはメディアに対し、補強を獲得しなかった理由について選手の価格が高騰しすぎたためだと言い訳をするだろう。確かにコウチーニョに1億6,000万ユーロ(約209億円)、ディ・マリアに8,000万ユーロ(約104億円)というのは高すぎる。

一見、思慮深いと言えるこの決断であるが、バルサの幹部に計画性が欠如していたということも確かだ。あと1〜2名の補強が確実だと告げたうえで、補強が無かったのだから、バルサのファンたちに対し何らかの説明が必要である。

今夏の移籍シーズンでバルサの移籍市場における弱さが明るみになってしまった。必要な選手を奪われながら、欲しい選手を獲得することができなかったのだ。今改めて重要なことを思い出さなければならない、移籍市場に勝つにはカンテラを強くするしかない。

コウチーニョやディ・マリアを獲得できないのなら、カンテラを本当に強くするためにアクションを起こさなければならない。アレニャやパレンシアの力を伸ばさなければならないのだ。サンペールやムニルよりもアンドレ・ゴメスを選んだことは大きなミスだ。またチアゴやバルトラを放出したことも誤った判断だった。

外からくる選手は高額であり、カンテラの選手は安いというのは当然のことだ。バルサがカンテラの重要性に気付くために、今回のような大きなショック療法が必要だったのかもしれない。