出産が近づいてくると陣痛のことが気になってきます。初めての人は特に不安かもしれませんが、どんなものなのか、ちゃんと知っておけば安心!

写真拡大

陣痛は「敵」ではなく「味方」です

陣痛について恐怖心をもってしまう人が増えていますが、ちょっと待って。この陣痛が来ることで、子宮が自然と開き、赤ちゃんがあなたの腕の中に降りてくるのです。

だから、陣痛がちゃんと来たら、まずは「感謝」しましょう。そして順調に強くなってくれたら、それは本当にありがたいことです。

陣痛とは「子宮が収縮すること」普段も、子宮は収縮しています

痛みと書いてありますが、陣痛の意味は子宮が収縮するということです。子宮は心臓のように筋肉でできていますので、普段も収縮しています。生理中、セックスで興奮したときなどいろいろなときに小さく収縮しています。

ただ、陣痛の収縮は他に較べて非常に強く、リズミカルに繰り返して次第に強くなり、分娩に至ります。このスペシャルな収縮を陣痛と呼びます。

「すごく強い生理痛」と一応考えておきましょう

陣痛の痛みについてよく言われるのは……

・すごい強い生理痛
・発汗、寒気など全身の変化を伴う
・頭は少しぼうっとした感じになり、感覚は敏感になる

などでしょうか。

この中でも一番よく聞くのは「すごく強い生理痛」というもの。これを目安にしておきましょう。ただ、痛み方は個人差が大きく、この表現には全然同感できない人もいます。

つらさも「思ったほどではなかった」「思ったよりずっとつらかった」とまちまち。前回の自分の痛みさえ、次のお産では違う人もいます。姿勢によっても違い、ベッドに寝ていると腰痛がひどくなることがあります。

陣痛中は、発汗、寒気など全身の変化も伴います

陣痛中の感覚はお腹だけではイメージしきれません。全身にいろいろな変化が起きるからです。例えば寒かったり、暑かったりしますし、嘔吐や下痢が起きることもあります。身体が人生で何度もない「大掃除」をしているような感じでしょうか。

陣痛中は、脳も変化して、自然の麻酔が出てきます

陣痛中は、精神的にも変化があり、頭は少しぼうっとした感じになり、感覚は敏感になります。外界のことが気にならなくなります。

最後の頃はベータ・エンドルフィンというモルヒネ様の物質が脳内に増えてくるので、とろとろと眠くなったりします。これはお産という大仕事の負担から母親を守る仕組みでしょう。

自分の身体を信じて

リラックス法や出産に適した姿勢などを学びながら、落ち着いて、身体を信じてその日を迎えましょう。恐怖心、嫌悪感は、緊張を強めて苦痛が増すだけです。(文:河合 蘭)