『りえさん手帖』のメインキャラ、りえさん

写真拡大

 西原理恵子の新連載『りえさん手帖』が、2017年10月2日(月)から毎週月曜の「毎日新聞」朝刊に掲載されることが決定した。

『毎日かあさん』の連載を今年6月に終えた西原。その際の「卒母」(そつはは:母親業の卒業)宣言は、NHK「クローズアップ現代+」などさまざまな番組やメディアで取り上げられ話題になった。

 そんな西原が描く、注目の新連載のタイトルが『りえさん手帖』に決定。コテコテのパーマに、ド派手なおばさんファッションで身を固めた「りえさん」が大暴れする予定の同作。2018年に漫画家生活30周年を迎える西原の、よりパワーアップした笑いと観察眼に期待しよう。

<西原理恵子コメント>
・『りえさん手帖』のねらい
卒母もしたことですし、これからは自由な翼を得たおばさんたちの傍若無人ぶりを好きに描いてみようと思うんです。もう世間に対する恥とか、こう思われたら困るとか、あの人に悪く思われたらどうしようとか、そういうのはもう全部なくなりましたので。だから『毎日かあさん』がより図々しくパワーアップしたバージョンになるでしょう。おばさんが世間を滅多切りしていく。おかあさんはまだ「情け」があるんですけど、おばさんはもう情け容赦ないですからね。たいがいの生き死にも経験済みですし。

・タイトルの由来
タイトルについては、私の育った土佐の港町では年上でも年下でも女性を「さん」づけで呼ぶ文化があったんです。先日、同郷のおじさんから「りえさん」って呼ばれて、そういえば昔はよく漁師のおっちゃん達にそう呼ばれていたのを思い出しまして、その親しみを込めて「さん」づけにする感じのニュアンスはいいなと。さらにちょっとレトロな雰囲気もほしかったので、「手帖」とつけてみました。

・メインキャラ「りえさん」のファッションについて
りえさんのファッションについては、ヒョウ柄だったり、食い道楽のピエロみたいだったり、いろいろと変えていく予定です。ハワイに行ったときに、おばさん達がコッテコテのパーマで着慣れない服でめかし込んで歩いているのがかわいらしかったんです。ああいうのって、日本も韓国も中国も、各国共通ですよね。ああいう年に一度の晴れ着のおばさん、みたいな感じが理想です。

・その他
他にどんなキャラクターが出てくるか、とかはこれからです。とりあえず動物はいっぱい出てきそう。もうね、52歳にもなるとそうそう新しいこともできませんから。新連載なんておだてられて調子に乗っていますけど、温かい目で見守っていただけたらと思います。

 また、注目の新連載が始まる前の9月21日(木)には、『毎日かあさん』の最終14巻が発売される。2002年から約16年も連載され、単行本シリーズが累計250万部を突破している『毎日かあさん』。最終巻には、「卒母」の万感こもった20ページの描き下ろしを収録。感動の完結編も見逃さないようにしよう。

西原理恵子(さいばら・りえこ)
1964年11月1日、高知市生まれの漫画家。武蔵野美術大学卒。1988年、ヤングサンデーの『ちくろ幼稚園』でメジャーデビュー。『毎日かあさん』で文化庁メディア芸術祭賞、手塚治虫文化賞、日本漫画家協会賞受賞の他、文藝春秋漫画賞(『ぼくんち』)、ベストマザー賞などを受賞。現在、エッセー『女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと』がベストセラー。

※掲載内容は変更になる場合があります。