全国文化会議全国大会に出席する鄭麗君文化部長(前列左2)、蔡英文総統(同3)

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(台北 2日 中央社)文化部(文化省)主催の全国文化会議全国大会が2日に台北市内で開幕した。3月から6月まで台湾各地で開かれた19回の分科会で議論された内容に基づいて政策の方向付けをするもので、2日間にわたって開かれる。前回(2002年)から、実に15年ぶりの開催となる。開幕式典に出席した蔡英文総統は、「時代は変わっている。国は転換を図らなければならないが、文化政策にもアップグレードが必要だ」と述べ、新しい時代にふさわしい文化政策のとりまとめへの決意を訴えた。

蔡総統は、8月30日に閉幕したユニバーシアード台北大会では、平均年齢35歳の3人の若手監督が開会式の企画などを手掛けたこと、アジアで大ヒットした台湾ドラマ「通霊少女」の制作チームの平均年齢が30 歳であることを例に挙げ、「われわれのソフトパワーは世界の他の国に劣らない」と、台湾の文化力に自信を見せた。

鄭麗君文化部長(文化相)は、今年が戒厳令解除から30年に当たることについて、政治の民主化の後には文化の民主化を実現させるべきだとの見解を示した。また、芸術史の再構築や、国民の自分史アーカイブ「国民記憶庫」などの関連経費が初めて国家特別予算に盛り込まれたことに言及、文化の伝承を重視する政府の姿勢を強調した。

(鄭景ブン/編集:塚越西穂)