1日、捜狐網は記事「間違えないで!今日から“14年間の抗日戦争”教科書を使用開始」を掲載した。9月から「道徳と法治」「語文」「歴史」の教材が一新されたが、注目は抗日戦争の扱いだ。南京で展示された新四軍抗日戦争資料。

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2017年9月1日、捜狐網は記事「間違えないで!今日から“14年間の抗日戦争”教科書を使用開始」を掲載した。

中国の学校は9月1日から新年度となる。2017年度は「道徳と法治」「語文」「歴史」の教材が一新されたが、注目は抗日戦争の扱いだ。以前は1937年の盧溝橋事件から1945年の日本によるポツダム宣言受諾までを「8年間の抗日戦争」として教えていた。今年からは1931年の柳条湖事件から抗日戦争が始まったと解釈を変え、「14年間の抗日戦争」に変更された。

背景にあるのは中国歴史学界における抗日戦争の解釈だ。以前は盧溝橋事件から日中戦争が始まったために「8年間の抗日戦争」説が取られていたが、日本の侵略の起点であり満州国成立という形で領土を失った柳条湖事件こそ、日本軍国主義との戦いの起点だとの節が優位となり、このたびの教科書改訂につながった。中国では近年、柳条湖事件が起きた9月18日に各地で防空警報のサイレンを鳴らす記念儀礼が広がるなど、柳条湖事件を重視する見方が高まっていた。(翻訳・編集/増田聡太郎)