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「幕末維新やまぐちデスティネーションキャンペーン」(山口DC)のDCオープニングイベントの取組みとして、2日に「SL『ありがとうレトロ客車』号」が運行された。8月まで「SLやまぐち号」で活躍したレトロ客車(12系客車)を蒸気機関車C56形160号機・ディーゼル機関車DD51形1043号機が牽引。新山口駅到着後、さよなら式典も行われた。

「SLやまぐち号」のレトロ客車(12系客車)は5両編成で、車両ごとに「展望車風」「欧風」「昭和風」「明治風」「大正風」といったアレンジが施された。1988年の導入以来、30年近くにわたり活躍したこのレトロ客車は、新製客車(35系客車)の導入にともない8月27日をもって「SLやまぐち号」での運行を終了。しかし同日の復路(津和野発新山口行)は客車の不具合のため運休となり、バスなどによる代行輸送が行われたという。

9月2日の「SL『ありがとうレトロ客車』号」は、当初の予定通り5両編成のレトロ客車(オハフ13-701、オハ12-701、オハ12-702、スハフ12-702、オハ12-703)を使用し、蒸気機関車とディーゼル機関車が牽引しての運行となった。先頭のC56形160号機と、レトロ客車の最後尾の車両に特製の「ありがとうレトロ客車」ヘッドマーク・テールマークを掲出し、津和野駅から新山口駅まで運行された。

篠目駅では新製客車の「SLやまぐち号」と"行き違い運転"を行い、客車の新旧交代を印象づけた。「SL『ありがとうレトロ客車』号」は13時10分頃、ほぼ定刻に新山口駅1番線ホームに入線。JR西日本職員をはじめ関係者が出迎え、「ありがとう SLやまぐち号」の横断幕も掲げられた。「SLやまぐち号」で長年活躍したレトロ客車(12系客車)は、この日の「SL『ありがとうレトロ客車』号」の運行をもって引退するとのことだった。

その後、新山口駅南北自由通路(在来線改札口前)の特設ステージにて「SL『やまぐち』号 旧型レトロ客車さよなら式典」が開催され、客車内での乗務に長く携った乗務員らへ花束が贈呈された。乗務員らも感慨深げな様子で、「先月27日はまさかの運休で、SLファンにとって大変残念な結果を残したことを本当に申し訳なく思っていました。今日は無事に新山口駅に戻ってこられて、ほっとしたという気持ちです」と話していた。