「香川にとっては奇妙な代表戦」 独紙が出番なしで離脱した“日本の10番”を紹介

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6月に負傷した左肩の状態を考慮、ドルトムントと協議し途中離脱

 ドルトムントMF香川真司は、ロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選に臨む日本代表に選出されたが、日本が本大会出場を決めた8月31日のオーストラリア戦(2-0)は出番なしに終わった。

 そして、1日には左肩負傷の影響を考慮され、代表チームから離脱することが決定。ドイツメディアでは「シンジ・カガワにとっては奇妙な代表戦」と紹介されている。

 香川は6月8日の国際親善試合シリア戦(1-1)で、相手選手ともつれ合った末に左肩をピッチに強打して脱臼。そこからおよそ2カ月にわたってリハビリの日々を過ごした。すでにドルトムントで戦列復帰しているが、まだ100%ではなく、コンディションの調整を優先するため、5日(日本時間6日深夜)の敵地サウジアラビア戦を前にクラブへ戻ることが決まった。

 ドイツ紙「デア・ヴァステン」では、「ボルシア・ドルトムントのシンジ・カガワにとっては奇妙な代表戦だった。90分間ベンチ、それにもかかわらず喜び、そしてすぐに去った」との見出しで香川の状況をレポートしている。

 香川はリハビリ期間中も「この試合しか考えてなかった」というオーストラリア戦に出場できなかったものの、「W杯に行くことが目標だったので、自分が活躍するのは二の次だった」とチームの勝利を祝福していた。

サウジ戦回避は妥当との指摘も

 サウジアラビア戦の出場にも意欲を見せていた香川だが、クラブと日本サッカー協会双方が協議の上で負傷からの完全回復を優先することが決定。記事のなかでも「もはや2試合目に必要はなくなった」と、香川に無理をさせる意味はないと指摘している。

 日本の背番号「10」は競争の激しいドルトムントで、トップパフォーマンスを取り戻すことができるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

田口有史●写真 photo by Yukihito Taguchi