お金の悩みは「体が痛い原因」に 解決するための6つ策

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お金の問題がある人はない人に比べて、身体的な問題を抱えている可能性が高いことが分かった。家計をコントロールできていないことは精神的な不安定さの原因となり、それが体に痛みをもたらすという。

科学誌「サイコロジカル・サイエンス」に掲載された米バージニア大学とコロンビア大学の研究結果によると、実施した6件の調査から、経済的な苦痛は身体的な痛みを引き起こすと同時に痛みに対する耐性を低下させ、OTC薬(一般用医薬品)の鎮痛剤の購入につながっていると見られることが分かった。

3万3000人に関するデータを見直したところ、2008年には世帯を構成する成人の2人がいずれも失業していた場合、少なくとも成人の1人が就業していた世帯に比べ、OTC薬の鎮痛剤の購入に充てる金額が20%多くなっていた。また、インターネットを通じて実施し、187人から回答を得た調査でも、失業と家計の問題に関する悩みが身体的な痛みと関連していることが確認された。

リウマチと変形性関節症が専門の医師によれば、お金の問題が原因の慢性的なストレスは、腰や肩、肩の痛みにつながるという。失業や多額の借金といったお金の問題は私たちの自尊心を損ない、それがうつ病の原因になる可能性がある。強いストレスを長期間感じ続けると、身体的な問題は蓄積されていくことになる。

ある資産運用の専門家は、「当初は歯を食いしばっていただけでも、それが筋肉の緊張とエネルギーレベルの低下につながり、最終的には心臓発作や高血圧、免疫不全につながる可能性がある」と指摘している。

「私たちは健康でなければ、働いて貯めたお金を使って楽しむことができない。お金がなければ、健康なうちにやりたいことに挑戦することもできない」

6つの対策方法

健康維持とお金の問題の解決のために実践したい6つのことを紹介する。

1. 睡眠を最優先にする

ストレスがたまっていると、睡眠や食事、消費の習慣に悪影響が及ぶ。また、十分な睡眠を取らないことが続くと、免疫系に障害が出るなど健康を害するだけでなく、浪費する癖や不健康な生活習慣を持つようになる。それが結果として、体に痛みがあるなどの健康に問題がある状態をもたらす。

2. 体を動かす

ストレスのエネルギーが体内に停滞していると、体に悪影響が出る。けいれんの原因となり、やがて痛みを感じるようになる。運動は、そうした体内のエネルギーの流動を促してくれる。できれば昼休みに散歩をしたり、ヨガのクラスに参加してみたりするといいだろう。

3. 家計の問題の解決策を書き出す

お金の問題について感じているストレスの原因を紙に書き出してみよう。そうすることでストレスを減らし、力を得たような気持ちになれる。また、計画を書き出した文字を目でみることが、楽観的な気持ちにさせてくれる。

「この日までに借金の返済を終わらせる」など具体的な目標も書き出し、スケジュール帳にも、その日の予定として記入しておこう。

4. お金の問題を明確に把握する

請求書や遺言書、銀行口座に関する情報など、お金に関わる全ての書類がどこにあるか、常に分かるようにしておこう。また、いつでも最新の情報を記載した書類を手元に置いておくようにすることで、「書類を探さなければ」、それらについて「何かしなければ」、というストレスを軽減することができる。

5. 保険を見直す

生命保険や医療保険、住宅や車にかけている保険など、全て見直してみよう。必要な保障が適切に受けられるようになっているだろうか。生活は常に変化し、予想外のことはいつでも起こり得る。準備ができていなければ、生活のあらゆる面に影響を及ぼす可能性がある「不安感」が生まれる。

6. できる限り貯金する

緊急時のための備えとして、毎月必ず貯金をすることだ。何かが起きても、貯金があればその打撃を和らげることができる。