小学校の外で警備に当たる米警察(2017年6月16日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】米ユタ(Utah)州の警察当局は、意識のない患者の血液サンプルの提出を拒んだ看護師の身柄を警察官が力ずくで拘束する映像が公開されたことを受け、事件の捜査を開始した。

 事件が起きたのは、ユタ州ソルトレークシティー(Salt Lake City)の大学病院。警察官のボディーカメラの映像に、看護師のアレックス・ワブルズ(Alex Wubbels)さんが同病院から手荒に連れ出されて手錠をかけられ、大声で助けを求める様子が捉えられていた。

 病院の広報担当者スザンヌ・ウィンチェスター(Suzanne Winchester)氏によると、ワブルズさんはパトカーに乗せられ、病院の事務職員が介入して約20分後に釈放された。

 ウィンチェスター氏はAFPに対し、患者の血液サンプルは患者側の同意、または当局の令状があるか、患者が逮捕されている場合でなければ警察に無断で提出することは許されておらず、今回はいずれの条件も満たしていなかったため、ワブルズさんは規則に従ったまでだと説明。

「常軌を逸している。誰もが非常にショックを受けた。当院の職員にとっては動揺する出来事だった」と同氏は述べた。

 映像には、パトカーに無理やり連行されるワブルズさんが、「やめて、やめて。私は何も間違ったことはしてない。こんなのおかしいでしょ。お願いです。痛い」と警察官に訴える様子が映っている。

 この事件が起きたのは7月26日だが、ワブルズさんが8月31日に記者会見を開き、映像を公開した。
【翻訳編集】AFPBB News