世界ロードレース選手権第12戦、英国GP。レースに臨むモビスター・ヤマハのバレンティーノ・ロッシ(2017年8月27日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】世界ロードレース選手権(WGP)のMotoGPクラスに参戦するモビスター・ヤマハ(Movistar Yamaha)のバレンティーノ・ロッシ(Valentino Rossi、イタリア)は1日、練習中の事故で骨折した脚の手術が無事に成功したものの、今後40日間の安静を余儀なくされることになった。

 WGPの全カテゴリーを通して通算9度の総合優勝を誇る現在38歳のロッシは、エンデューロバイクに乗っていた際に事故に遭遇し、イタリア東部のウルビーノ(Urbino)の病院に搬送された後、アンコナ(Ancona)の施設で手術を受けた。戦列を離れることになった場合、第13戦のサンマリノGPと第14戦のスペインGPを欠場するが、10月15日に決勝レースが行われる日本GPには間に合う見通しとなっている。

 ヤマハは声明で「ロッシは脛骨(けいこつ)と腓骨を骨折した右脚の手術が無事に成功した」と発表。ロッシも「手術は成功した。今朝目覚めたときは、すでに気分が良かった」とコメントし、「事故のことはとても残念だ。今はとにかく、できるだけ早くバイクに戻りたい。そうなるように全力を尽くすつもりだ」と語った。

 医師団の発表によれば、ロッシは3〜4日ほど入院してから理学療法を開始する予定となっているが、今後40日間は安静にしておく必要があるとされている。手術を執刀した担当医は「彼次第ではあるが、少なくとも40日間は安静にしなければならない。しかしながら、彼はすでに早期復帰を望んでいる」と明かし、ロッシの脚を固定しておくために埋め込んだ器具については、12か月から18か月間そのままにしておくことになると述べた。

 全18レース中12戦を終えた今季のMotoGPクラスで総合4位につけているロッシが事故に遭遇したのは、これで今年2回目となり、5月にはモトクロスの練習中に胸部と腹部をけがして病院で治療を受けた。

 今季第1戦のカタールGPから3戦連続で表彰台に上り、一時は総合首位に立っていたロッシだが、その後はペースが落ちたものの、6月下旬の第8戦オランダGPで勝利を飾り、通算8回目のMotoGPクラス制覇に向けて再び勢いを増していた。

 ロッシは今月9日に決勝レースが行われるサンマリノGPを前に、総合首位に立つドゥカティ(Ducati Team)のアンドレア・ドビツィオーソ(Andrea Dovizioso、イタリア)に26ポイント差をつけられており、ヤマハとの契約が2018年シーズンで満了を迎えることになっているが、ここ数か月では2019年シーズン終了時まで延長する交渉を行っていた。
【翻訳編集】AFPBB News