ハリル采配、リオ五輪世代の台頭…FIFA公式サイトも新たな「日本スタイル」を特集

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香川、本田、岡崎のビッグネームをベンチスタートにした起用法を評価

 日本代表は8月31日のロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選オーストラリア戦を2-0で勝利し、6大会連続となる本大会出場を決めた。

 この一戦を含め、ゲームプランによって大胆に陣容を入れ替えるバヒド・ハリルホジッチ監督の采配に脚光が当たっているが、FIFA公式サイトでも新たな「日本スタイル」として特集されている。

 同サイトの記事では「日本はロシアに向けた道で、困難なハードルをクリア」というタイトルがつけられ、指揮官が2次予選の開幕3カ月前に就任したこと、そして2次予選と最終予選の初戦(シンガポール戦/△0-0、UAE戦/●1-2)でつまずきながらも、最終予選で9戦6勝の成績を残したことなどを紹介している。

 注目ポイントとして挙げているのは、ハリルホジッチ監督の起用法だ。

「2014年ブラジルW杯でのアルジェリア代表の時と同様に、ハリルホジッチは選手を大きくローテーションし、“ビッグネーム”をベンチに置くことを厭わなかった。ロシアに向けての予選の間、チームを引っ張るスコアラー3人――シンジ・オカザキ、シンジ・カガワ、そしてケイスケ・ホンダはオーストラリアとの決戦で出場しなかった」

FIFAも日本の競争の活性化をフォーカス

 岡崎、香川、本田の3人をスタメンから外したことを驚きをもって伝えると同時に、予選全体をこのように振り返っている。

「まだ知られていない選手でスポットライトを浴びたのは、予選を通じて5ゴールのゲンキ・ハラグチ、そしてそれに次ぐアタッカーのユウヤ・クボだった。その一方でベテランのキャプテン、マコト・ハセベとマヤ・ヨシダは、いまだにチームの骨格を成している」

 名前が挙げられた長谷部については、「どの選手もポジションが確約されている選手はいません。それをポジティブに見るなら、どの選手にもチャンスがあることを意味します」というコメントも紹介されている。

 オーストラリア戦ではFW浅野拓磨、MF井手口陽介というリオ五輪世代がゴールを決めて勝利に導いたが、FIFAからの視点でも、現在の日本は競争が活性化していると位置づけられているようだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

田口有史●写真 photo by Yukihito Taguchi