ブームの兆し!美容にいいバターオイル「ギー」を試してみた

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 オリーブオイル、ココナッツオイル、アマニオイルと、美容オイルブームがゆっくりしっかり続いています。そして最近話題となっているのが「ギー」。

 これは、インドを中心にアジアで古くから作られる「バターオイル」なのですが、その優れた健康・美容効果により、イギリスTIME誌上では「世界で最も健康的な食品50」に認定されるほど。えっ、「バター」なのに???

 そこで今回は、「ギー」の美容効果はもちろんのこと、気になる味や香り、使い方についてご紹介してみたいと思います。

◆ギーは、バターの罪悪感を軽減してくれる

 ギー(Ghee)とは、無塩の発酵バターを煮詰め、水分・乳たんぱく・乳糖を取り除いた純粋な「乳脂肪」のこと。製造の過程で腐敗原因となる成分が除去されているため、常温でも長期間保存ができる特性を持っています。

 瓶の中身は、鮮やかなレモンイエロー色で、夏場の常温ではカスタードクリームのように柔らかい状態になっています。35度を超えると、透明感のある黄色い液体状に変化します。

 クンクンとにおいをかいでみると、バターの香りをどこまでも濃密にしたような、ものすごいミルク感! バター好きにはたまらない、おいしい誘いがはじまります。逆に、乳製品が苦手な人には喜ばれない感じかもしれません。

 この「ギー」の美容・健康効果や特性は、宗教的なものも含め色々ありますが、覚えておきたいのは以下2点。

(1)脂肪燃焼やダイエットに
上質なギーには、一般的なバターや植物油に比べて消化吸収のよい「共役リノール酸」や、ココナッツオイルでおなじみの「中鎖脂肪酸」が含まれています。これらはすぐにエネルギーになりやすい、言い換えればカラダに蓄積しにくいオイルだということ。

(2)加熱調理に向いている
ギーの煙点はバター(130度)やオリーブオイル(150度)に比べると250度と高いため、調理によって心配されるフリーラジカル(カラダに有害!)が発生しにくい。

 これだけ聞くと、おいしく食べられて美容に役立つなんて最高じゃないか! と大喜びしたいところですが、いやいやそんな都合のよい話などなかなかありません。どんな健康食材にも注意点は必ずあるもので(商品情報ではあまり教えてくれない)、食べれば食べるほど痩せるわけではないんです。

 つまり、ギーはバターと同じく飽和脂肪酸もしっかりカロリーもしっかりですから、適度に活用することが大事なのです!

 そこでここからは、ギーをおいしい美容食として活用するための3つのコツをご案内します。

◆美容を考えたおいしいギーの使い方とは?

【コツ1】
期間限定のダイエットに活用する
⇒話題の「完全無欠コーヒー」で楽しむ

 短期間でダイエットを成功させたい人には、いま話題沸騰中の「完全無欠コーヒー(バターコーヒー)」が人気のようです。これは、コーヒーにギーとMCTオイル(中鎖脂肪酸100%の油)を加えたクリーミーコーヒーのことで、朝をこれだけにすれば、仕事をしながらでもプチ断食を実践できるというもの。

 しくみの詳細は省きますが、このダイエット法は効果が得やすい反面、ずっと継続することのリスクもあるようですから、体調の変化をみながら期間限定でチャレンジしてみるのが良いかもしれません。

「GHEE EASY」の公式サイトにレシピが載ってます。

【コツ2】
どうしてもバター料理が楽しみたい時に・・・
⇒バターの代わりに活用する

 これは、バター料理が好きな人にオススメの活用術。通常のバターよりも濃厚でおいしく、エネルギーになりやすいギーを使えば、罪悪感なくバターテイストを楽しむことができます。例えば、ベーコンと野菜の炒めもの。ギーは香りもコクも濃厚ですから、少量でも満足感が得られます。その他、「トーストには必ずバターをたっぷり!」という人にも是非。

【コツ3】
肉・魚を控えている人へ・・・

 日頃から肉・魚をあまり食べない人、「今日は野菜料理を存分に楽しみたい!」という人には、野菜料理での活用がオススメ。美容面でも必要となる脂質を摂取できるだけでなく、料理にコクなどの美味しさを与えてくれます。例えばキノコのカレー炒め。滋味になりがちな野菜料理を豊かに演出してくれます。

<TEXT,PHOTO/スギアカツキ>
【スギ アカツキ】
長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、独自で長寿食・健康食を研究し、各メディアで活躍中。Twitterは@akatsukinohana