処女作『コピー1枚すらとれなかったぼくの評価を1年で激変させた 7つの仕事術』が話題沸騰のShin氏。外資系コンサルティングファームのマネジャーであり、ビジネスブログ「Outward Matrix」の運営者でもある彼は、本書のタイトルにあるように、もともとド落ちこぼれだった。彼はいったいどうやって、たった1年で外資系コンサルティングファームのマネジャーにまで上り詰めたのか――。急成長を遂げる過程で、考えたこと、学んだこと、そして実践してきたノウハウについて、Shin氏に教えていただいた。

失敗で評価を下げる人、上げる人の違い

 まったく仕事ができなかった頃のぼくは、常に上司や先輩をイライラさせていました。「急いでいてデータ分析ミスをしてしまった」「疲れがたまっていて朝イチのミーティングに寝坊してしまった」「見積もりが甘く予定通りに資料作成が終わらなかった」……このような経験があるのはぼくだけではないでしょう。

 こうしたとき、謝罪をすることはもちろん重要ですが、それだけで終わってはいけません。

「申し訳ございません、これだけの損害を出してしまいました、どうしましょう……」
「申し訳ございません、大きなミスをしてしまいました……」

 こうした“ただ謝るだけ”の謝罪をしていると、「次回また同じようなことを起こすのではないか」「自分では何もできない頼りない奴だ」という悪い評価を得てしまいます。

 上司が求めているのは「謝罪」ではなく、そこで起こった損害をどう回復できるかです。また、今後もそのようなミスが起こったら困ってしまうので、「絶対に同じことが起きないように、このような仕組みを作りました」という報告も欲しいと思っています。

 そこで大切なのが、「謝罪+α」です。たとえば、「申し訳ございません」という謝罪に加えて、次のようなリカバリ案、再発防止案を提示します。

「ミスで生じた被害を回復するために、リカバリ策A→リカバリ策B→リカバリ策Cの順序でリカバリを実施したいと思っております」
「今回、ミスが生じた原因はXXXでした。二度と起こさないために、再発防止策Aと再発防止策Bを今後確実に実施していきます」

 大切なのは、ミスの原因やそれで発生した損害に対して、その対応策までを具体的に考え、提示することです。そうすることで、今後同じようなミスを起こすことはなくなりますし、何より「失敗」したにもかかわらず、上司から良い評価を得られます。「こいつはミスをしてもしっかりとリカバリできるやつだ」「自分で考えて対処できるやつだ」……こうした評価を得ることができるのです。

 失敗を糧にして、仕事の質を上げ、さらに上司の評価も上げる。謝罪+αは、まさに一石二鳥の謝罪法なのです。

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