ユニバーシアードの選手村がある新北市林口区の公園を清掃する日本選手たち(蔡淑君 ・新北市議)

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 8月下旬、台北で開かれた大学生の国際大会「ユニバーシアード」では、日本代表選手団が金メダル獲得数37個で参加国中1位となる大活躍をみせた。この輝かしい成績のほかに注目を集めたのは、選手たちによる公園の清掃活動だ。台湾では「これぞスポーツマンシップ」と称える声が相次いだ。

 8月29日、選手村が置かれる新北市林口区地域のFacebookグループ「林口大家族」に参加するユーザが投稿した写真には、「JAPAN」のロゴつきTシャツを着た日本選手たちが、ほうきとちり取りを手に、公園を清掃している様子が収められていた。  

 また別の写真を、蔡淑君 ・新北市議が「素晴らしいです」とコメントをつけて投稿。台湾のネットユーザは「これを『お国柄』というのでは」「これぞスポーツマンシップ」「見習うべき」「台湾人は顔面から汗をかくわ(恥ずかしい)」「日本の成功は道徳教育にある。清潔な環境は人々を守り、周囲に感動を与える」と、選手たちの行動を称えたり、清掃に対する自省の念を示すコメントが続いた。

 日本のネットでも「日本人として誇らしい」「褒めて頂いたことに感謝」「良い指導者がいる」「小さなことでも地域の役に立てた、ということは(選手の)自信に繋がったんじゃないかな」「自分も競技場で掃除やゴミ拾いをしていた(中略)ただ単に技術や体力をつけるだけじゃない。スポーツを通じて学ぶことは多い」と、選手たちの外国での行動を好意的に受け止める声が集まった。

 この清掃活動の日は、日本チームにとって、サッカー決勝フランス戦当日の朝。結果は報じられているとおり、3大会ぶり6度目の優勝を収めた。

 今回のユニバーシアードは、130を超える国と地域から7000人以上の選手が参加。12日間の日程を終えて、8月30日に閉幕した。 日本は金メダル37、銀メダル27、銅メダル37の計101個と史上最高の成績を収めた。

(編集・甲斐天海)