学資保険は商品にもよりますが、経過が順調なら妊娠中から入れるものもあります。産後は育児で時間がなくなるもの。比較的時間に余裕がある妊娠中に検討しておくとラクです。

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商品にもよりますが、経過が順調なら妊娠中から入れる学資保険もあります。妊娠中から学資保険に入るメリットについて考えてみましょう。

学資保険(こども保険)とは?

学資保険は、教育資金の準備を主な目的として加入する貯蓄型の保険です。保険種類は「こども保険」が正解ですが、実際には「学資保険」という呼び方が使われがちです。

学資保険は、進学時に受取る祝金や満期時に受取る満期保険金を子どもの教育費に充てることができる商品です。

満期の年齢は商品で異なり、15歳、17歳、18歳、20歳、22歳などがあります。通常、契約者=親(父または母)、被保険者=子という形態で加入しますが、契約者は祖父母でも可能です。

子どもと契約者になった親が保障の対象になっていて、万一、契約者となっている親が亡くなったときには以後の保険料が免除され、祝金や満期保険金が予定通り受取れるのが1つの特徴。この保障がないタイプもあります。

また、商品によっては、契約者である親等の死亡・高度障害時には、一時金や年金が受取れるタイプもあります。特約で子どもの入院・通院に関する保障を付けられる商品もありますが、こうした特約を付けるほど保険料がかさみ、貯蓄性は下がります。

経過が順調なら出産140日前から入れる商品も!

学資保険は子どもが誕生した後に検討するもの、と思っている人は多いでしょう。しかし、妊娠中に加入できる商品もあります。妊娠中の経過が順調な場合、出産予定日の140日前から加入できる商品があります。

「出産140日前」ということは、妊娠6カ月目から入れることになりますが、妊娠中に加入するメリットは次の2点が挙げられます。

まず1つは、妊娠中から学資保険による親の保障が始まること。万一、妊娠中に契約者となったパパが死亡するようなことがあった場合には、以後の保険料が免除され、祝い金や満期保険金は予定通り受け取れます。「保障型」といって、契約者死亡時に育英一時金や育英年金が出るタイプの場合は、他にもパパの死亡保障が出ます。妊娠中から契約者の保障の上乗せができるという点はメリットでしょう。

もう1つ、意外に大事な点だと感じていますが、妊娠中は比較的時間があります。それに対して、産後は育児による3時間睡眠などで夫婦ともに時間の余裕がなくなります。育児その他で保険どころでなくなってしまう方も少なくありません。ですから、学資保険加入の手続きや保険見直しなどは、妊娠中に行うメリットが大なのです。

ちなみに、万が一、お子さんが死産だったときには、契約は無効になって保険料も戻ります。なお、子どもの医療特約が付けられる商品の場合は、出生前に契約をしても特約は付けられず、誕生後に付加することになります。

パパの保険見直しも出産前に済ませておこう!

子どもが生まれることでパパの保障の増額が必要になるケースは少なくありません。パパの保障の増額こそ「出産前に」行うのが正解です。忙しくなる前に、しっかり準備をして、赤ちゃんを迎えたいものです。

ただし、ママについては、妊娠中だと経過が順調でも入れる死亡保険や医療保険は限られるため、産後落ち着いてからの見直しになることでしょう。そもそもママの医療保障は、妊娠前にしっかりとしたものに入っておきたいもの。死亡保障の増額の可能性がある場合は、妊娠中でも入れる保険会社を探すか、あるいは産後に行うかです。
(文:豊田 眞弓)