Doctors Me(ドクターズミー)- おへそから悪臭が漂う!? 臭いの原因と正しいケア方法を解説

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おへそが何だか臭う…しかし、原因が分からずに悩んでいる人はいませんか?

おへそは形状からも雑菌や垢が溜まりやすいとはいえ、悪臭を放つようになった場合は病気が疑われる可能性もありますので、症状を放置せず皮膚科など専門医に相談されることをオススメします。

おへその臭いコンプレックスを克服するため、原因や正しいケア方法を医師に教えていただきました。

おへそが臭くなる原因 



おへそは皮膚がひだを作って複雑な構造をしているため、垢(皮膚の老廃物)が溜まりやすい場所です。

臭いの主な原因として挙げられるのは、以下になります。

臍炎(さいえん)



垢や汚れが溜まり、雑菌が繁殖すると臭くなります。時には皮脂腺が詰まって中で膿の溜まりを作り、腫れあがることもあります。

尿膜管遺存(にょうまくかんいぞん)



尿膜管とは、母親のおなかの中にいた胎児のころ、へそと膀胱をつなぐために存在した構造です。普通は妊娠5カ月頃に消滅しますが、まれに中空の管が残ることがあります。

そこに結石が詰まったり、感染が起こったり、癌が発生することがあります。感染が起こると臍から膿が出て、悪臭がすることもあります。

おへそが臭い場合に現れる症状



雑菌が繁殖した垢は、ねばついて湿っていることが多いでしょう。

膿の溜まりがあれば赤く腫れ、押すと痛みがあったり、触らなくてもズキズキと痛むこともあります。

おへそのごまの正体は?ごまは取って良い? 



ごまは垢や汚れの固まりです。取ってもかまいませんが、無理にほじくると皮膚を傷つけたり、腹痛を起こすこともあります。

その他にもある、おへその異常で疑われる病気



臍ヘルニア(出べそ)



赤ちゃんのへその緒が取れた後、泣いたりしてお腹に力がかかるとおへそがピンポン玉ぐらい飛び出してくる病気です。

おへその周りを閉じるための腹筋が未発達なために起こり、普通は1歳ごろまでに自然に筋肉が発達して出てこなくなりますが、2歳ごろを過ぎても出べそが治らない場合は手術で筋肉のすき間を閉じることがあります。

大人になってから起こった出べそや、お腹の手術をした傷痕から腸がはみ出してきて起こる出べそは自然に治ることは少なく、はみ出た腸が戻らなくなったり、中でねじれることもあるため、手術で治す必要があります。

臍帯ヘルニア



臍ヘルニアと名前は似ていますが、重い先天奇形の一つです。お腹を閉じるための構造がうまくできておらず、赤ちゃんの体の外に多くの腸や肝臓が飛び出してしまった状態です。

心臓や腸の奇形、染色体異常を伴うこともあります。普通の分娩には耐えられないので、生まれる前に超音波検査で診断し、帝王切開で出産し、生後すぐお腹を閉じる手術をする必要があります。

おへその正しいケア方法 



オリーブオイルを浸したコットンをおへそに入れて垢をふやかし、オリーブオイルを浸した綿棒で垢をやさしく取ります。

普段のお手入れも、オリーブオイルやベビーオイルでお手入れすると良いでしょう。

実際に病院でも行われているケア



上記のケア方法は、おなかの臓器の手術を腹腔鏡という器具を使って行う場合に行われております。

腹腔鏡は細長い棒の先にカメラやピンセットが付いているもので、これをお腹に数センチ開けた穴から入れて操作するもので、お腹を広く切り開いて行う開腹手術と比べて傷が小さく治りが早いのがメリットです。

腹腔鏡手術では、お腹の数カ所に器具を入れる穴をあけますが、できるだけ傷が目立たないように、傷の一つはおへその部分に作ります。

この際、おへそに雑菌が繁殖していたり、垢が溜まっていると、傷口の感染につながるため、手術前には垢を取るための処置を行います。

最後に医師から一言



おへそは普段人目につく場所ではありませんが、形・汚れ・臭いなどが気になる場合は、皮膚科・外科・泌尿器科などでご相談ください。

(監修:Doctors Me 医師)