関東などでもここ数日、肌寒い日が続くが、北海道では、氷点下近く下がったところもあり、冬の気配すら指摘する声も出ている。

「ストーブをつけた」「風邪を引いてしまった」...。北海道では2017年9月1日朝、長袖の上着が必要なほど冷え込んだところも出て、気象ニュースなどでは、こんな声も紹介された。

公園では、コスモスが咲かない異常事態

もうストーブが必要に?(画像はイメージ。Miki Uchidaさん撮影、Flickrより)

最低気温は、稚内市内の沼川で、なんと2.7度を記録した。同市内の声問が3.9度、豊富町が4.3度と、北海道北部では、一気に寒さが厳しくなった形だ。

この寒さは、季節はまだ夏の8月30日から始まった。

札幌市内では、最低気温が9月下旬並みの12.5度を記録した。8月で13度を下回ったのは37年ぶりだ。函館市内では10.3度で、こちらは38年ぶりとなった。山間部では、もっと冷え込み、伊達市内の大滝では5.0度、沼川と喜茂別町では5.3度にまで下がった。最低気温が10度を下回るところが道内で77か所にも達し、19か所で8月の観測史上最低を記録したほどだ。

北海道では、8月に入って曇って肌寒い日が続いたといい、遠軽町の公園では、9月に入ってもコスモスがほとんど咲いていない異常事態だと報じられている。ツイッター上では、17年は北海道で夏らしい日が少なかったとして、こんな嘆きの声が相次いだ。

8月に曇りの日が多く、夏が短い印象に?

気象情報によると、9月上旬は寒い日が続く模様だ。台風15号が北海道の東側を通過すれば、吹き返しの北風で気温が下がり、9月4日ごろには大雪山で観測史上最も早い初冠雪を記録する可能性があるとする気象ニュースもあった。

北海道では、秋が短いとされ、「もう冬になってる」との声も出ている。

気象庁の札幌管区気象台は9月1日、夏(6〜8月)の天候を発表した。それによると、6月は雨が多く、7月は晴れて暑い日が一部で続いたが、8月は、上旬と中旬にオホーツク海高気圧からの冷たく湿った気流が流れ込んで、曇りや雨の日が多かった。

札幌管区気象台の地球環境・海洋課は1日、Jタウンネットの取材に対し、天候についてこう話した。

「8月に曇りの日が多かったこともあって、夏が短かった印象があるのでしょう。しかし、3か月を平均すると、日照時間は平年並みになっています。9月下旬には、氷点下になるところも出てきておかしくないですが、上旬や中旬にはほとんどないでしょう。9月上旬に初冠雪を観測する可能性については、何とも言えませんね」

なお、気象情報では、北海道の9月中旬、下旬は、気温が平年並みか高くなり、9〜11月の3か月は、季節の歩み方は平年通りとなる予想だ。