リアクションに困ったとき、話が続かない場合にも使える! 会話を弾ませるための相槌についてお話しします。

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雑談力アップのポイントは「相槌」

「普段あまり話さない人とエレベーターで一緒になってしまった」
「上司と駅まで一緒に帰る流れになった」
「取引先の人と待ち時間に2人になった」……

などなど、「ここで話が弾めばいいのに」と思ったことがある人は多いのではないでしょうか。

「まずは天気の話から」「食べ物や旅行の話もいい」など、雑談のコツは知っていても、実際にやってみるとやっぱり話が弾まない……。

そんな時に試してほしいのが、会話が広がりやすくなる「相槌」です。まずはお勧めの5つのバリエーションを確認していきましょう。

5つの「話が盛り上がる相槌」

1. 「へぇー」「なるほど」
「話を聞いていますよ」ということが相手に伝わるシンプルな相槌ですが、相手が話をしやすくする効果もあります。感情を込めて使えば、関心があることも伝えられます。

2. 「すごい」「さすがですね」
驚きや尊敬の気持ちが伝わる相槌は、話し手の承認欲求も満たしてくれます。若い女性が多用する「すごーい」という相槌は可愛らしいものですが、大人の女性と男性の皆さんには「さすがですね」の方がお勧めです。

3. 「そうなんですね」「そうだったんですね」
いい話、悪い話の両方に使える便利な相槌です。相手や状況によっては会話が止まってしまうこともあるので、そんなときは質問とセットにして会話を促しましょう。

4. 「よくわかります」「私もそう思います」
同意を伝える相槌。共感ポイントがあると相手との距離が近づきます。嘘はNGですが、同じ意見や気持ちのときは積極的に伝えましょう。

5 .「勉強になるなぁ」「いいことを聞いたなぁ」
役立つ情報やいい話を聞いたときに試してほしい相槌。感嘆の気持ちを込めて、独り言のように言えばお世辞にも聞こえません。

話下手はここでバレる! アイコンタクトの取り方

非言語コミュニケーションにおける相槌ともいえるのが”アイコンタクト”。皆さんは、アイコンタクトに自信がありますか?

人と話すのが苦手な人は、アイコンタクトをとってから目を逸らすまでの時間が短い傾向があります。また、人と話すことが得意な人に比べ、目を逸らす回数自体も多いのです。

話すことに苦手意識のある人は、目を逸らしたくなってから3秒間、我慢する方法を試してみてください。このときに口角を上げるよう意識できれば効果倍増です。

会話が続かない時は相槌を「質問系」にチェンジ

話が続かないときには、会話が止まりやすい相槌を使っている可能性があります。質問系の相槌に変えてみましょう。

■会話が止まってしまう相槌の例:
「昨日は職場の人と飲んで帰ったんです」
「そうなんですね」
「……」

■会話が続く相槌の例:
「昨日は職場の人と飲んで帰ったんです」
「へー、会社の方とはよく飲みに行かれるんですか?」
「帰る方向が一緒の同僚がいるので、週1は行っています。暑いのでハイボールが美味しいんですよね」
「わかります! 私も夏はハイボールです。糖質制限のつもりで始めたんですけどスッキリして美味しいですよね。好きなウイスキーの銘柄はありますか?」

自分が話をした後も、質問で返すようにすれば更に会話を広げることができます。話を続かせたいときだけでなく、自分ばかりが話してしまうといった場合にも使ってみてください。

相槌に困った時に便利な「繰り返し系の相槌」

どんなリアクションをしていいかわからない……! そんなときには、話の最後のセンテンスを繰り返す相槌で乗り切りましょう。

■繰り返す相槌の例:
「ラスベガスは良かったよ。飛行機の遅延で乗り継ぎの飛行機に乗れなくて、翌日の便になったんだけどさ、今度はフライトキャンセルで。結局、帰国が2日延びたんだよ」
「帰国が2日延びたのですね」

帰国が延びたことを本人が良かったと思っているのか、大変な目に遭ったと思っているのかわからない場合、相槌は難しいと思います。こんなときは、最後のセンテンスを繰り返せばOKです。話が長く、どの部分に対して相槌を打ったらいいのか迷ったときにも使えます。

英会話も相槌で盛り上がる!

せっかく英語が聞き取れるのに「uh-huh」「yeah」といった相槌ばかりを使ってしまうのはちょっと残念。英語の場合でも、相槌によって会話が弾むのは同じです。簡単なものから、バリエーションを、少しずつ増やしてみませんか?

■英語の相槌の例:
・Right.:確かに
・Exactly !:その通り
・Sounds good: よさそうですね
・So do I.:私もそうです
・Is that so ?:本当に?
・Did you ?:そうなんだ?

インターネット上にもたくさんの相槌が紹介されていますが、お勧めは映画で覚えること。どのような関係性の相手に使うのかも自然に身に着きますし、イントネーションによって意味が反対になる相槌なども覚えることができます

■反対の意味になることもある英語の相槌の例:
・pretty good. :思っていたよりいいorあまりよくない
・That`s funny:おかしいねor皮肉

ビジネスで英語を使うことが多い人はビジネスシーンが多い映画を、友達と英語で会話することが多い人は友達とのシーンが多い映画を、それぞれ選ぶようにするとより効果的です。

私はニュージーランド訛りを直すためにNYが舞台の映画やイギリスの上流階級が舞台の映画などを選ぶようにしています。映画での英語学習は難易度が高いように思われますが、相槌だけであればマスターするのにそう時間はかからないので試してみてください。

年上・目上の人と会話するときの相槌

年上の人には敬語を使う。これは相槌でも同じです。「うんうん」「そうなんだ」といったカジュアルな相槌がNGなのはわかっている人でも、違和感を持たれるような相槌を使ってしまうことがあります。自分では気づきにくいので、この機会にチェックしておきましょう。

■違和感を持たれることのある相槌の例:
1. 「なるほど」
偉そうな感じがするという人もいるので注意したい相槌です

2. 「参考になります」
参考程度かと思われてしまう相槌。「勉強になります」を使いましょう

3. 「それで?」
これも敬意が感じられない相槌です。「その後どうなったんですか?」といった表現に

4. 「マジすか」
関心や驚きを現す相槌ですが年上の人には使わないほうが無難

5 .「本当ですか」
疑いのニュアンスがあるので使い過ぎに注意。「驚きました」などで代替

相槌には、相手を話しやすい状態にする効果だけでなく、好感度を上げる効果もあります。上手に使って会話を楽しんでください!
(文:藤田 尚弓)