冬タイヤの所有率はわずかながらも年々上昇(写真: GfKジャパンの発表資料より)

写真拡大

 カレンダーを見ればもう9月。まだまだ残暑はあるだろうが、秋の足音が小さく聞こえてくる今日この頃。車業界では、秋の訪れを感じたら一足早く冬用タイヤの準備をすすめするそうだ。雪が降ってからでは遅いから。冬用タイヤを購入する人に参考になるデータがある。世界トップクラスのマーケットリサーチ会社「GfKジャパン」は、全国のドライバー1万2,830名を対象に、冬用自動車タイヤの購買行動調査を実施している。

 約1万のドライバーに冬タイヤの所有について尋ねると、所有率は55%だった。所有率を地域で分けると、北海道、青森、新潟、福井などの多雪地域では97%、一般地域では41%。特に首都圏では冬タイヤの購入傾向が高まっており、2014年の34%から2017年は39%へ上昇。首都圏では雪はシーズンに数回降るか、降らないか。今年は大丈夫だろうとたかをくくっている人も多い。しかし近年は突然の雪にも慌てたくないという人が増えており、購入率が上がっているようだ。全体で見ても2014年の所有率52%から、わずかながら年々上昇傾向にある。

 冬タイヤの所有率は男女ではほぼ差がなかったが、年代別では、所有率の最も高い30代以下と最も低い60代以上では約1割の差があった。冬タイヤの買い替えサイクルを質問すると、最も多いのが「3年」(23%)だった。傾向としては、より短い期間で買い替えるドライバーが増えているようだ。「3年以内」の割合は、一般地域では27%だったが、多雪地域では35%に上昇。

 購入場所も近年は変化している。店舗で買うのではなく、インターネットで冬タイヤを購入する人が増えている。2016〜17シーズンにネットで冬タイヤを購入した人に購入理由を尋ねると、最も多かった回答は二つ。一つ目は「タイヤの価格が安かったから」(50%)、もう一つは「ホイールセットの価格が安かったから」(31%)だった。やはり、ネットではタイヤを安く購入できることが動機のようだ。

 主なインターネット通販ではカー用品店、整備工、ガソリンスタンドと提携し、購入商品を直送して、タイヤ交換作業を行う仕組みを構築している。ドライバーにとっては、ネットで車のタイヤを安く購入できることはうれしい限りだ。今後はインターネットと自動車関連事業は密接になり、ネット販売はますます加速していくだろう。