歓喜の瞬間をピッチ上で迎えた。勝てば6大会連続でのW杯出場を決めるオーストラリア戦で先発出場を果たした日本代表DF昌子源(鹿島)は、体を張って相手攻撃をはね返し続けて2-0の完封勝利へと導いた。

 一夜明けて取材エリアに現れた昌子は「あーマジで決まったんや」と喜びを噛み締め、「予選自体2年くらいやって、数多くの試合の中でW杯(出場)が決まる試合は4年に1度なわけで、その試合に出ていたのはすごく誇らしいと思う」と胸を張る。

 オーストラリア戦翌日の練習前には円陣が組まれて、バヒド・ハリルホジッチ監督からは労いの言葉があったという。「僕らのことを『誇りに思う』と言ってくれた。監督から、そういう言葉をもらえるというのは、選手としてはすごくうれしいこと」と白い歯を見せた。

 予選突破を決めながらも、オーストラリア戦後の会見でハリルホジッチ監督は「プライベートで大きな問題がある」と話すだけでなく、指揮官と個人的に話をしたキャプテンのMF長谷部誠が「時には人生の中ではサッカーより大切なこともある。監督がどういう判断を下しても尊重したい」と語ったように、今後の去就は現時点では不透明となっている。

 だが、「まちがいなくハリルさんが導いてくれたW杯」と指揮官への感謝を示す昌子は、「続けてくれると思っている」と話した。

(取材・文 折戸岳彦)


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