一躍時の人となった。31日に行われたロシアW杯アジア最終予選オーストラリア戦で先発出場したFW浅野拓磨(シュツットガルト)は、決勝点となる先制ゴールを叩き込み、2-0の勝利に貢献して、チームの6大会連続のW杯出場に導いた。

 スコアレスで迎えた前半41分だった。左サイドのDF長友佑都(インテル)が送ったクロスに反応してゴール前でフリーになると、左足のダイレクトボレーでネットを揺らした。得点後には代名詞とも呼べる“ジャガーポーズ”で喜びを爆発。「(ジャガーポーズは)あまり格好よくないけど、子供たちにマネしてもらえるのは嬉しい。手紙に『ゴールを決めてジャガーポーズをしました』という子供もいたので、それは嬉しかったですね」。自身のパフォーマンスが、少しずつでも浸透していることを実感している。

 大一番での値千金ゴールに、周囲の人も反応。試合後にメールを確認すると、「130件くらいは来ていたし、その後もメールをくれる人がいた」とたくさんの人からの祝福メールが届いていた。浅野は感謝を示すため、「昨日の内にババババーと『ありがとう』と返しました」と大半の人に返信したという。

 また、試合会場には母と祖父が訪れていたことを明かした。「おじいちゃんは初めて見に来てくれましたが、その試合でゴールを取ったことを喜んでいた。お母さんも喜んでいたし、家族のグループLINEで皆も喜んでくれていたので、本当にうれしかった」。自身が奪ったゴールが多くの人を“笑顔”にしたことを実感したようだ。

(取材・文 折戸岳彦)


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