歯医者と医者なぜ別?

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素朴な疑問として、歯医者と医者の区分があります。身体の中で、なぜ歯だけが別なのでしょうか。養成過程も歯学部と医学部に分かれています。歯学部の卒業者は歯科医師の国家試験を受験でき、また、医学部の卒業者は医師になるための国家試験を受験できます。双方を兼ねた方が便利ではないかと思うのですが、これはなぜなのでしょうか。

最初は一緒だった

明治期に近代的な医学技術が輸入された時、歯科と医科は一緒になっていたといわれています。歯科は、医科の中の外科の一分野でした。確かに歯を削ったり、抜いたりといった処置は外科的な要素があるといえます。さらに歯科は発展の歴史において、入れ歯や詰め物などを作る過程で技巧的な分野が発達しました。そのため医学とは別に独自の発展を遂げたのだといえるでしょう。

アゴの専門家でもある

さらに歯科は、歯そのものだけではなく、アゴや口腔全体も診ます。耳鼻咽喉科と領域がかぶる分野ですが、アゴが痛いといった場合には、全身を見る整形外科よりも歯学部附属病院の口腔外科へ行った方が良い場合もあります。それだけ専門度が高い分野であるため、歯科は独立したものになったのかもしれません。