今ならトゥインゴとルーテシアのZENが20万円お得に買える!

 ああ、もう夏は終わったんだなぁ……と妙な具合に実感させられたのは、この9月1日から30日までの1カ月間、ルノージャポンが開催するキャンペーンの名前を耳にしたときのことだ。その名は「ディスカバー“ZEN”キャンペーン」。

 このZEN(ゼン)はトゥインゴやルーテシアなどに設定されているグレード、“ZEN”、だ。すべての車種に適用されているわけではないが、プレミアム色やスポーツ色の強いモデルを除くルノー各モデルのグレード分けは、大きく3つ。ベーシック・グレードのACTIF(アクティフ)、充実装備の上級グレードINTENS(インテンス)、そして標準グレードといえるZEN(ゼン)、である。今回のキャンペーンは、そのZENを主役にしたものなのだ。

 まずは「キャンペーン1」。こちらはトゥインゴのZEN EDCとルーテシアのZENを期間中に成約し、登録した人に、20万円の購入サポートを行うというもの。つまりは180万円のトゥインゴZEN EDCが160万円で、217万円のルーテシアZENが197万円で購入できる、ということ。言うまでもなく、これはかなりお得だろう。浮いた予算で何か好みのオプションを組み込むこともできるし、休日の旅行を楽しむことだってできる。自由な20万円、だ。

 そして「キャンペーン2」。こちらは応募した人のなかから抽選で2組4名に「フランス人が“ZEN”を感じる京都旅行」が当たる、ZEN VOYAGE(ゼン・ヴォヤージュ)だ。

 自宅から現地までの交通費、ザ・リッツカールトン京都の宿泊費、そして臨済宗大本山・南禅寺での座禅体験などが含まれていて、初日と2日目の座禅体験の前後はたっぷりの自由時間。旅行の実施日は今年の11月25日(土)〜26日(日)で、ちょうど古都が紅葉で赤に染まる美しい時期だから、本来はホテルのブッキングも取りにくいタイミングだ。競争率は高くなりそうな気もするけれど、ここはひとつ応募してみるしかないだろう。

ZENは価格とのバランスがとても良好

 もちろんご存じの方も少なからずいらっしゃるだろうけど、そうでない方もZENという言葉の響きから、とても日本的な何かを連想されるんじゃないだろうか。そう、ルノーのZENというネーミングのルーツは、日本の“禅”にある。禅宗の“禅”、座禅の“禅”、禅寺の“禅”、だ。ただ、フランス本国のラインアップにも当然ながら存在しているZENというグレード名は、日本語の“禅”からストレートに持っていったものというわけじゃない。じつはZENという言葉はフランス人の日常生活に完全に浸透していて、MANGAやKAWAII以上に一般的な、もはやフランス語の単語とすら呼べそうな存在。もちろん外来語としてフランスの辞書にも掲載されている。

 そもそもフランスは、高校の授業において哲学が必修科目となっている国。それは自主的に物事を考えて判断し、独立したひとりの人間としての“自己”というものを形成するための学問とされている。そういう考え方を下地にしているから “個”というものをとても大切にする国民性が生まれてきたわけだが、それはまた別の話か。

 ともあれ、哲学というものに馴染みのあるフランス人には精神性の豊かさを重んじる傾向が間違いなくあって、その先に日本という国を見てくれるようなところもある。日本の文化をリスペクトしてくれるフランス人も、だからとても多い。知り合いになったフランス人カップルに「“侘び”と“寂び”の正しい意味を教えて」といきなり訊ねられ、答えに困ったこともあるくらいだ。

 ZENという言葉は19世紀の終わり頃にはフランスの文献に登場しているようだが、ポピュラーになったのはそのほぼ100年後。今から20年ほど前のことらしい。Zazieというシンガーが歌った“ZEN”という曲が1995年にヒットしたのがきっかけなのだとか。歌詞のなかに「soyons zen(ソワイヨン・ゼン=穏やかでいようよ)」「restons zen(レストン・ゼン=穏やかなままで)」といったフレーズも出てきている。

 そんなところからも察せられるように、言葉の使われ方としては仏教由来の本来の意味からは少し離れ、“禅”の持つ世界観から「物静か」「穏やか」「落ち着きがある」「深みがある」「安らぎのある」のような意味のある形容詞として用いられている。つまり、心がいい状態にあること、精神的に豊かな状態であること、知的であることを表現するのが、フランス語としてのZENなのだ。

 ルノーがZENという名称をもっとも標準なグレードに与えたのは、だからなのだろう。そこには過剰さとは異なる豊かさがあり、心地好い平穏さに満ちたイメージがある。インテリジェンスも感じられる。そこに込められた意味合いは、想像以上に深いのだ。

 実際のところ、トゥインゴにしてもルーテシアにしても、それから今回のキャンペーンの対象ではないけどカングーにしてもメガーヌ・ハッチバックにしても、僕はZENが一番いいなと乗るたびに感じる。フランス車ファン達はフランスのクルマでもっとも味わい深いのはベーシック・グレードだというけれど、ZENはそれに一般的には必要不可欠であるモノをしっかり選んで与えたようなグレードであり、とても理性的な印象。そしてその状態と価格とのバランスが、とても良好なのだ。禅語の“知足(=足を知る)”が、そのままこのルノーのスタンダード・グレードに通じているかのようだ。

 ディスカバー“ZEN”キャンペーンの開催期間中、せっかくなのでルノーのディーラーを訪ねて、トゥインゴやルーテシアのクルマとしての面白さを体験するとともに、ZENに込められた精神性のようなものを少しばかり感じとろうとしてみてはいかがだろう? 芸術の秋、スポーツの秋、モノ想いの秋──である。

 【詳しくはこちら】

 HP:ディスカバー”ZEN”キャンペーン
問いあわせ:「ZEN VOYAGE キャンペーン事務局」zenvoyage@zeal-as.co.jp