ブエルタ・ア・エスパーニャ第12ステージ(モトリルからアンテクエラ、160.1キロメートル)。うなだれながらフィニッシュラインを通過するチームスカイのクリス・フルーム(2017年8月31日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】ブエルタ・ア・エスパーニャ(Vuelta a Espana 2017)は31日、第12ステージ(モトリルからアンテクエラ、160.1キロメートル)が行われ、総合首位に立つチームスカイ(Team Sky)のクリス・フルーム(Chris Froome、英国)は、技術的なトラブルに見舞われレース終盤で転倒するなどして、同2位につけるバーレーン・メリダ(Bahrain-Merida)のヴィンセンツォ・ニバリ(Vincenzo Nibali、イタリア)との差が59秒に縮まった。

 ブエルタで初の総合優勝を目指すフルームは、優勝候補のニバリを含めたメイン集団から20秒遅れでフィニッシュしてダメージを最小限に抑え、スペインのスポーツチャンネル「テレデポルテ(Teledeporte)」に対して、「あのような落車は決して歓迎できないが、幸いにもけがはなかったし明日に向けて万全だ」とコメントした。

 ロット・ソウダル(Lotto Soudal)のトマシュ・マルチンスキ(Tomasz Marczynsk、ポーランド)が3時間56分45秒のタイムで今大会2度目のステージ優勝を果たし、ディメンションデータ(Dimension Data)のオマル・フライレ(Omar Fraile、スペイン)が2位、モビスター・チーム(Movistar Team)のホセ・ホアキン・ロハス(Jose Joaquin Rojas、スペイン)が3位に続いた。

 序盤に形成された14人の逃げ集団から勝ち抜けたマルチンスキは、「最高だよ。大きな大会で独走してステージ優勝をすることが子どもの頃からの夢だったけど、それがかなった」と喜んだ。

 一方、今年のツール・ド・フランス(2017 Tour de France)で通算4度目の総合優勝を果たしたフルームは、この日もリードを盤石なものにするとみられていたものの、残り6キロメートル付近で技術的なトラブルに見舞われ、自転車を交換してスピードを上げようとしていた直後に落車する災難に遭遇した。

 ダメージを食い止めるべくチームメートのミケル・ニエベ(Mikel Nieve、スペイン)とワウト・プルス(Wout Poels、オランダ)がサポートしたものの、フルームはニバリがいるメイン集団に追いつくことはできなかった。

 ブエルタで通算3度の総合優勝を誇るトレック・セガフレード(Trek Segafredo)のアルベルト・コンタドール(Alberto Contador、スペイン)は、追走集団からスパートに成功してフルームとの差を42秒縮めて総合9位に浮上。この日は大きな勝利となったが、フルームとは依然として3分13秒の差が開いている。

 フルーム以外のトップ10のライダーとともに追走集団に残ったニバリは、コンタドールから22秒遅れでフィニッシュ。オリカ・スコット(Orica Scott)のエステバン・チャベス(Esteban Chaves、コロンビア)は総合3位にとどまったものの、フルームとの差を2分13秒に縮めた。
【翻訳編集】AFPBB News