日本で何不自由なく暮らしている私たちにとっては、「難民」というワードがいまいちピンときにくい。でも、ギリシャの難民キャンプに住む若者たちが制作した雑誌を読んだら、彼らのことが少し身近に感じられるかもしれない。

自分たちの「声」を
届けるために

8月12日の国際青少年デーにあわせてインターネットで公開が開始された『Ritsona Kingdom Journal』は、10代後半から20代中盤の難民の若者たちが自分たちで企画し、NGO団体と協力して作り上げたもの。自らの声や経験をクリエイティブな方法で世界に届けたいと願い、思いついたのが「雑誌」という形だったようだ。

内容は日々の様子から絵や写真まで多岐に渡る。今回、記念すべき第1号と第2号が同時に公開され、ホームページで読むことができるようになっている。

許可を得たので、一部紹介したい。

【第1号】
趣味やアート

戦争や生死と絡んでいるような絵が数枚。きっといつも胸に隠している思いを描きだしたんだろう。

左上はヨーロッパへ逃れてきたことで家族と生き別れになってしまった少女が母親へ書いた手紙。「国を離れてしまってごめんなさい。また会えるのを楽しみにしています。いつもお母さんのことを考えているわ」と綴られている。

難民キャンプで生活していてもオシャレはしたい女の子たちは、毛糸やビーズ、プラスチックを使ってアクセサリーをつくるみたい。

【第2号】
キャンプでの日常

「シリアでの戦争を止めよう。強い国が“シリアの血”を飲んでいる」という訴えが書かれた表紙。

難民キャンプから見る空はまるで色鉛筆で描いたかのような優しいグラデーション。「祖国での問題を考えずに夕日を楽しんでいる」というメッセージがここに。

野菜を買うことができない人は、自分たちで育てているらしい。

 

ここに載せていないページは、まだまだたくさんある。気になる人はチェックしてみて。

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