一転してエバートンに舞い戻ったバークリー。真相はどうであれ、多くの選手を土壇場で取り逃がしたチェルシーにとっては、踏んだり蹴ったりの夏となった。 (C) Getty Images

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 プレミアリーグの移籍市場最終日となった現地時間8月31日、エバートンのMFロス・バークリーが、チェルシー移籍を「ドタキャン」したとの報道が浮上した。だが、バークリー側は否定している。

 残り1年となったエバートンとの契約延長を拒み、去就が注目されていたバークリー。トッテナムやチェルシーから関心を寄せられるなか、マーケット最終日に後者への移籍が内定との報道が浮上する。だがその後、エバートンの主要株主ファルハド・モシリ氏が、移籍破談を明かした。
 
 モシリ氏は英『スカイ・スポーツ』で「両クラブが3500万ポンド(約50億8000万円)で合意し、個人条件でも合意したと思う」とコメント。問題はなかったはずだとしつつ、「メディカルチェック後に代理人から、彼が考えを変えたと言われた」と、バークリーが突然、翻意したと述べた。
 
「彼は、1月に自分の立場を再考したいと望んでいる。契約はあと1年残っているから、彼はウチの選手ということになると思う。大きな驚きだよ。だが、それがサッカーだ」
 
 しかし、英国各メディアによると、バークリーの関係者は、彼がチェルシーでメディカルチェックを受けていないと主張している。
 
『BBC』の情報筋は「負傷したまま新たなクラブに行くよりも、完全にフィットした時に決めるほうを望んだというだけだ」と、ハムストリングの怪我で長期離脱を余儀なくされているバークリーが、回復後の決断を希望したのだと明かした。
 
 一方で、英紙『ガーディアン』や『テレグラフ』は、エバートンがマーケット最終日にトッテナムとの交渉を拒んだことが一因と報じている。バークリーが、エバートンに選択肢を限定され、チェルシー移籍を選ばざるを得ない状況を嫌がったというのだ。
 
 いずれにしても、チェルシーにとしては、手に入れたと思ったバークリーを失ったかたちである。同日には、フェルナンド・ジョレンテ(トッテナムに移籍)も逃した王者としては、まさに泣きっ面に蜂といったところだ。
 
 1月に再びチェルシーとトッテナムが獲得に動くのか? その際、エバートンは交渉に応じるのか? 今後は不透明なままである。バークリーの今回の決断は、吉と出るだろうか。