中国の前統合参謀部参謀長の房峰輝・上将(66)と、中央軍事委政治工作部主任の張陽・上将(66)は「厳重な紀律違反」のため、調査を受けていると伝えられた。軍事委メンバー11人のうち、2人が同時に失脚するのは異例なことだ。

 香港紙・星島日報(1日付)は情報筋の話として習近平主席が調査を命じたという。その狙いは、「軍内江派人員である郭伯雄、徐才厚の勢力を根絶するため」で、「19大で次期中央軍事委メンバー選定への布石」だという。

 房氏は8月15日に、北朝鮮の核・ミサイル問題で訪中した米軍制服組トップのジョセフ・ダンフォード統合参謀本部議長と北京で会談したばかりだ。中国国防省は同26日に突然、房氏の後任参謀長として李作成・陸軍司令官が就任したことを公表した。

 房氏は郭伯雄と同郷で、郭が蘭州軍区トップ時代の元部下だった。2003年に広州軍区の参謀長を務め、07年に北京軍区司令官、12年に軍総参謀長に昇進した。

 一方、張氏は長い間、広州軍区第42集団軍の政治部主任、同軍区政治部主任や政治委員などを歴任した。12年に軍総政治部主任に任命された。軍内「政治将校」と呼ばれる徐才厚の派閥に属する。

(翻訳編集・張哲)