浴衣もビキニも意味なし!彼の両親たちが花火・海に同行「私の夏終わったな…」

写真拡大

 旅行がてら婚約中の彼氏の実家に一緒に帰省したら、さんざんな目に。貴重な夏休みを台無しにしてしまったと嘆く室田香織さん(仮名・33歳・メーカー)。

「彼氏の実家は四国なんですが、市街地から近く食べ物もおいしい、本当にいいところ。婚約する前にも遊びに行ったことがあり、そのときは彼氏におすすめスポットを案内してもらったり彼氏の友人と飲みに行ったり、すごく楽しく過ごしました。

 だから今回も夏を満喫できる予定をいろいろ詰め込んでいたんですけど、彼氏の親や親せきにことごとく邪魔されてしまって……」

◆ビアガーデンのハズが親戚と食事会

 予定を狂わされたのは、帰省初日から。両親に挨拶し、お墓参りを済ませた後、彼氏の友人たちとビアガーデンでへ行く予定だったのに、近場に住む彼氏の兄弟や親せきを集めての食事会が企画されていたのです。

「こちらの予定を言う前に、彼氏のお母さんに『お鮨屋さんのお座敷予約してあるからね!』と言われてしまって。とても断れる雰囲気ではなく、ビアガーデンは平謝りでキャンセル。残念でしたが、婚約したからには親戚付き合いも大切だと割り切り、未来の嫁の務めを果たしました」

◆彼とふたりで海水浴の予定が、義理の両親も同行

 翌日は、きれいで空いている穴場の海水浴場に泳ぎに行く予定を立てていた室田さんと彼氏。前日の夜のうちに彼氏の母親にそのことを告げると……。

「『あら! 明日はお母さんがお世話になってる人たちに香織ちゃんを紹介するつもりだったのよ。海の前に行ってもいい?』って。婚約したとたんこれか〜と思いつつ、すぐ終わるだろうと了承しました。

 ところが、知り合いの家を3軒も連れ回され、終わったのは昼前。さらに、急いで駅に向かおうとしたら『大丈夫! お父さんがこっちに車で向かってるから』と言われ……。なんと、彼の両親も一緒に海についてきたんです。

 車内で『あそこの海に行くのずいぶん久しぶりよね』とお母さんはウキウキでしたが、私はどんより。だって、この日のためにちょっと若づくりなビキニを新調していたのですが、それを彼氏の両親の前で披露するのは抵抗がありますからね……」

 結局、水着の上にシャツを羽織ったまま、ワイワイと小魚を捕まえる彼の両親を浜辺で眺めていたという室田さん。自慢のビキニで彼氏とキャピキャピはしゃぐ夢ははかなく消えたのです。

◆花火大会は甥っ子を連れていくハメに…

 その翌日の予定は、花火大会。もう絶対に邪魔されたくなかったため、彼氏の母親に「最後の夜なのにごめんなさい。花火行ってきますね」と何度も念を押したとか。

「でも、『彼氏と2人で行きたい』という思いは伝わってなかったみたいで……。日中に彼氏の甥っ子が遊びにきていたのですが、その甥っ子に『おじちゃんたちに花火連れて行ってもらえば?』と言いだしやがったんです。純朴な小学3年生の甥っ子は『行く!』と大喜びで、そんな子をむげに置いて行けるわけがありません。泣く泣く連れて行きました」

◆子守りは大変!かき氷をこぼされ浴衣が台無しに

 行く前は彼氏とまったり花火を眺める時間も多少はあるだろうと思ったそうですが、それは大きな誤算。小3の子守りは想像以上に大変だったそう。

「迷子にならないよう常に目を離せないし、屋台を見るたびに『あれ食べたい』『これやりたい』と言い出すから対応しないといけないし、花火を見る暇などまったくない。少し空いている場所を見つけてやっと花火を見始めたら『トイレ行きたい!』と騒ぎだし、彼氏がトイレに連れて行ったら混んでていて30分も戻って来ず、ひとり寂しく鑑賞するハメになるし。

 しまいには、いろんな味のシロップをかけまくった毒々しい色のかき氷を、この日のために持参した浴衣にこぼされ……。『あーもう、私の夏終わったな』という気分になりました」

 今回の件で、「帰省に夏のイベントは期待しない」という教訓を得たという室田さん。

「婚約中でこれですから、結婚後の帰省はもっと振り回されることになりますよね。だったら、実家は1泊2日くらいでサクッと切り上げ、別のところに旅行すればいいかなって。今年の夏休みはまったく楽しめませんでしたが、結婚前に教訓を得られてよかったということにします」

 義実家が短い帰省を許してくれるかどうかは不明ですが、うまいことやってほしいものです……。

―夏に起きたトホホなエピソード vol.6―

<TEXT/丸本綾乃 イラスト/鈴木詩子>