ケガから復帰でフル出場のMF長谷部誠、若手が結果を出したことに「やっと競争が生まれた」《ロシアW杯アジア最終予選》

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▽日本代表は1日、埼玉県内でロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のサウジアラビア代表戦に向けたトレーニングを実施した。

▽埼玉スタジアム2002で行われたオーストラリア代表戦の翌日、メンバー外になった選手を含めた27名全員が登場。オーストラリア戦で先発した11名とサブ組の16名に別れてトーレニングを行なった。

▽オーストラリア戦で先発したMF長谷部誠(フランクフルト)は、約10分にわたる青空ミーティング終了後に切り上げ、FW大迫勇也(ケルン)とともに別メニューでトレーニングを実施。ケガの状態が100%ではないこと理由とのことだ。

▽長谷部はトレーニングを切り上げた際にメディアの取材に応対。改めてW杯出場を決めた気持ちや、今後の日本代表の進むべき方向などについて語った。

◆MF長谷部誠(フランクフルト)

──ホテルに戻ってからお祝いなどはしたのか

「ホテルに戻って少しだけしました。マヤ(吉田麻也)がシャンパンを用意していて、ホテルもケーキを用意してくれていました」

──ヒザの状態はどうか

「試合後のリアクションを見ながらというのが続いています。昨日の今日なので、まだリアクションはそんなに出ていないですが、もう1日、2日様子を見る感じになると思います」

──シーズンを始まってから試合には出ていますがその間も?

「チームでも土曜日に試合で次の週も土曜日に試合であれば、週の半ばまでは休ませてもらうとか、そういった調整もしています。今回は中4日ですし、この8月31日に向けて自分の中で逆算しながら色々と考えて多少リスクをかけてやってきた部分もあるので、ここで決まったということで少し違う選択も考えられるのかなと思います」

──昨日の試合にフル出場したということはここまでのケアが実ったという形か

「個人的なプレーとしては前半はミスが多かったですし、チームに貢献できたかというと、自分の感覚ではそうでもないんですが、そこに合わせて、自分がピッチに立って、結果勝てたということは、意味のあったことなのかなと思います」

──若い選手が多い中の試合だったが、どのあたりを気をつけていたか

「戦術的にも新しいことをやった試合でしたし、時間がない中で詰め込んだ部分もあるので、若い選手は頭で考えてしまって、それぞれの良さが出ないのが一番良くないと思っていました。とにかく迷うなと、前が行ったら後ろがついていくという単純な話をしました」

──リベロをやっていることがアンカーでも生きていたように見えたが

「時間帯によってはもう少し修正できたかなという部分もありますし、読みという部分ではリベロでプレーしている部分が多少なりとも生かされたとは思います。全体的に見て、クラブで中盤としてプレーする機会が少ないので、フィーリング的にボールを持ち過ぎてしまったりとか、そういった感覚が前半のボールロストなどに出てしまったかなと思います。ただ、その辺もこれだけ経験しているので、しっかりと合わせていかないといけないと思います」

──今日の練習前の円陣が長かったが、監督からはどんな話があったか

「『とにかくみんなのことを誇りに思う。これから第3章に入っていく』ということを話していました。W杯本大会に向けてそれぞれがレベルアップしないといけないですし、コンディションも上げていかないといけません。そうしないとドイツとかイタリアとかフランスといった世界のトップのチームと戦うわけなので。そういったチームに勝つために、全ての面でレベルアップしないといけないという話がありました」

──最終予選を戦ってここまでのチームの成長はどう見ているか

「世界との物差しで考えた時に非常に難しいです。アジアでの戦いをずっとしてきたので、世界の強豪チームと対戦することがあまりなかったので、難しいところはあります。個人的な感想としては、ハリルホジッチ監督が強い敵とやるときの方が戦術的に面白いことをやるのではないかなという楽しみがあります」

──この先の1年はどうやって成長していきたいか

「代表期間で集まれる時間は限られているので、それぞれの選手がクラブでレベルアップするということは大前提です。監督もアジアの戦いの中で、アジア仕様であったりとか、もっとチャレンジしたいという思いがあるんじゃないかなと感じる部分もありました。それをこの1年でもっともっと大胆なチャレンジをするんじゃないかなと思います」

──この先の戦いでは若手がより出てくると思うが、ベテランとしてはどう考えるか

「長い間日本代表の中心選手としてやってきた選手は変わらずにきました。昨日も若い選手が結果を出しましたし、少しずつですが若い選手が結果を出してきています。競争が生まれたかなと。競争ではベテランと若手という区切りは必要なのかなと思うと、自分の中ではそうでもなく、やっと競争が生まれたかなと」

「新しいベテランの選手が入ってきてもいいと思います。今ちゃん(今野泰幸)が入ってきてあのようになりましたし、そうなれば僕も一緒に争うことになると思います。年齢どうこうというよりは、監督が調子が良い、コンディションが良い選手を使うというのがハッキリしていたので、所属チームでしっかりプレーするとかが重要かなと思います」