アジアから“世界仕様”へ W杯でのリベンジ誓う吉田が強調した「勝つための準備」

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DFリーダーとして出場権獲得に貢献 W杯へ向けて「まだまだこれから…」

「正直ホッとしていますけど、まだまだこれからなので」

 日本代表DF吉田麻也(サウサンプトン)は歓喜の瞬間から一夜明けて、すでに気持ちを切り替えていた。

 2014年ブラジル・ワールドカップ(W杯)で悔しい気持ちを味わった経験から、「W杯で勝つための準備をしていかなければいけない」とアジアと世界の戦いの違いについて語った。

 日本代表は8月31日、埼玉スタジアムで行われたロシアW杯アジア最終予選のオーストラリア戦に2-0で勝利し、6大会連続となる本大会出場権を獲得した。過去にW杯アジア予選で一度も勝利がなかった相手に堂々たる試合運びを見せて快勝したが、最終ラインを支える吉田はこの戦いが本大会でも通用するとは考えていない。

「アジアでは基本的に僕らがゲームを支配することが多くて、本大会では逆の立場になる可能性が高い。そこの戦い方の違い、戦術の違いをはっきりさせないと。ブラジルの時も、そこでチームとして機能しなくなってしまった点があるので、監督次第ですけど、これからしっかり本大会での戦い方を考えていかなければいけない」

 吉田は「アジアでは逆に、ボールを持ってキープした方がいいんじゃないかという考え方もあったと思うんですけど」と前置きし、その一方で「強豪国とやる時は相手のストロングポイントを潰して、守備をハメにいくやり方が、もしかしたらベターかもしれない」と、W杯に向けた具体的な対策についても言及した。

マッチメイクの重要性にも言及

 また、残り1年を切っている準備期間では「ヨーロッパで強い相手と戦うチャンスが出てくると思うので、そこのマッチメイキングが大事になってくると思う」と、テストマッチでの対戦相手選びも、本大会に向けた強化として大きな意味を持つと語った。

 14年W杯ではアジア予選を真っ先に勝ち上がり、世界最速で出場権を獲得。しかし、コロンビア、ギリシャ、コートジボワールと同居した本大会のグループステージで1分2敗という結果に終わり、屈辱を味わっていた。だからこそ吉田は、「次はW杯で勝つためにっていう準備をしていかなければいけない」と、浮かれることなくすぐに気持ちを引き締めている。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images