台中市政府水利局提供

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(台中 1日 中央社)台中市政府は8月30日、日本統治時代、京都の鴨川に劣らないとして「小京都」と呼ばれていた「緑川」周辺の景観をブランドとして商標登録したと発表した。河川景観の商標登録は台湾初。同水利局は今後、沿線の店舗などとともに緑川ブランドの運用や商品化などを進めるとしており、近々、ロゴマークをあしらったデザインマンホールが周辺の歩道にお目見えする。

緑川は台中市の旧市街を流れる川。日本統治時代は川面に緑を映す美しい川として親しまれたが、都市化が進むとともに、大半にふたがかけられて地下水路となり、存在感が失われていった。

台中市政府は、川を覆っていたふたを取り除き、水の浄化と周辺の緑化によって緑川に再び息吹を吹き込む景観整備プロジェクトを進めてきた。対象となる双十路〜民権路区間は、日本統治時代の建築物などが残る旧市街で、完成のあかつきには、新しさの中に往年の面影をとどめるスポットになるという。景観工事は来春にも完成する予定。

緑川のブランド化は、旧市街と日本統治時代というレトロな感覚をメインにデザインされたロゴマークを使って地域独自の魅力をアピールするもので、公共空間を官民一体で盛り立てていくことを目指す。今後、商品のラベル、店舗の看板などへの活用が想定されているという。

(趙麗妍/編集:塚越西穂)