1日、中国中央テレビのウェブサイトは、北朝鮮が国家の冒とくを理由に韓国人記者ら4人に死刑の判決を下したとする北朝鮮メディアの報道を伝えた。資料写真。

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2017年9月1日、中国中央テレビ(CCTV)のウェブサイトは、北朝鮮が国家の冒とくを理由に韓国人記者ら4人に死刑の判決を下したとする北朝鮮メディアの報道を伝えた。

朝鮮中央通信の31日付報道によると、「韓国紙・東亜日報と朝鮮日報が、それぞれ英国人記者による北朝鮮批判書籍『North Korea Confidential(北朝鮮の機密)』内の不適切な内容を利用して北朝鮮の尊厳を冒とくし、特大の罪を犯した」という。「North Korea Confidential」は、2年前に2人の英国人記者が脱北者の証言をまとめて著した書籍だ。

同通信は「東亜日報と朝鮮日報はこの書籍を参考にし、北朝鮮における金銭の力は資本主義国より強い、携帯電話を持たない若者は負け組と見なされる、軍隊は報酬のない労働部隊だなどと伝えた。そして、北朝鮮国旗の星を$マークに、国名を朝鮮資本主義共和国に書き換え、書名も『朝鮮資本主義共和国』に改めた」と指摘している。

そして、北朝鮮の中央裁判所が同国刑法60条の規定に基づき、東亜日報の記者1人と社長、朝鮮日報の記者1人と社長の計4人に対して死刑を宣告したことを伝えている。4人には上告の機会は与えられず、確認次第時間、場所を問わず即刻刑を執行するとのことで、韓国当局に対して直ちに「被告」の処罰を行わなければ、共犯とみなすとも警告した。

北朝鮮が韓国国民に対して死刑宣告するのは今回が初めてではない。今年6月には金正恩(キム・ジョンウン)氏の暗殺を企てたとして朴槿恵(パク・クネ)前大統領と李炳浩(イ・ビョンホ)国家情報院長に死刑を宣告し、直ちに身柄を引き渡すよう韓国当局に要求していた。(翻訳・編集/川尻)