止めに入る樋渡群通訳を手荒く払いのけるほど、ハリルホジッチ監督は激高していた。(C)SOCCER DIGEST

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[ロシアW杯アジア最終予選]日本2-0豪州/8月31日/埼玉スタジアム2002
 
 左サイドから長友佑都が突破を試みる。これは相手にブロックされたが、こぼれ球を後から来た原口元気が拾い、ドリブルを仕掛けた。しかし、素早く対応に来た敵を抜くことはできず、ボールはアウトになる。
 

 主審はオーストラリアボールとしたが、この判定にヴァイッド・ハリルホジッチ監督が納得できずに猛抗議。指揮官がスタッフになだめられていると、ベンチから本田圭佑が出てきて、この小競り合いに参戦する。
 
 たしかに微妙な判定ではあった。勝利のためならとことんディテールにこだわるハリルホジッチ監督だからこそ、どんな些細な部分にも目をつぶれなかったのだろう。
 
 ただ、この時、時計の針は80分を回ろうとしていた。スコアは日本リードの1-0。時間帯と状況を考えると――巧妙な時間稼ぎだったのか。仮に意図的な行動だったとすれば、そこにすかさず加勢してきた本田はやはりクレバーな男だ。
 
「早く終わらせてくれ」と言わんばかりに、オーストラリアのマーク・ミリガンが主審とハリルホジッチ監督の間に割って入り、プレー再開を促していたのが印象的だった。
 
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

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