負傷中の森重に代わって存在感を増す昌子。オーストラリア戦後には「森重君の貢献度を忘れてほしくない」と語った。(C)SOCCER DIGEST

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[W杯アジア最終予選]日本 2-0 オーストラリア/8月31日/埼玉
 
 ロシア・ワールドカップへの出場が懸かった大一番で、昌子源はフル出場を果たした。
 

「僕はあまり何もしてないかな。(吉田)麻也くんとか(川島)永嗣くんの存在がでかかったと思うし、今回はついていかせてもらった感じがする。でもひとつのミッションをクリアできた。次は自分もガツガツいけるようにしたいなと思います」
 
 そう振り返った昌子だが、的確なカバーリングでオーストラリア攻撃陣の侵入を阻止。無失点勝利に大きく貢献した。
 
 この試合が、6月13日のイラク戦に続いて今予選で2試合目の出場。それまでレギュラーを務めて来た森重真人の不調や怪我の影響で、出番が回ってきた形だった(森重は7月2日のリーグ戦で左腓骨筋腱脱臼を負い、全治4か月)。
 
 代表シーンで存在感を増している昌子はオーストラリア戦後、現在も療養中の森重について語った。
 
「僕はイラクとオーストラリアの試合に出させてもらいましたけど、それまではずっと森重くんが守っていたし、ここまで導いてくれた。僕の中では偉大な存在なんです。もちろん、森重くんにとっては悔しさもあると思うけど、ワールドカップという舞台に行けたことに、まず喜んでくれてるんじゃないかな。だから森重くんの貢献度を忘れてほしくない」
 
 同じポジションを争うライバルでもある森重に対して出てきたのは、感謝と尊敬の言葉だった。
 
 とはいえ、当然森重が調子を取り戻せば、競争はまたいっそう熾烈になるだろう。植田直通や三浦弦太といった、24歳の昌子よりも若い選手も代表に選出されており、こうした新たな戦力が台頭する可能性もある。果たして1年後、ロシアの地には誰が立っているのだろうか。センターバックの競争から目が離せない。

取材・文:多田哲平(サッカーダイジェストWEB編集部)

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