トランプ大統領、緊急予算を議会に要請へ ハービー被害拡大で

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[ワシントン 31日 ロイター] - 米南部テキサス州などを直撃したハリケーン「ハービー」の被害推定額が膨れ上がっている。ホワイトハウスは31日、被災地の救済や復興のためにトランプ大統領が近く、緊急予算措置を議会に求めると明らかにした。

ある政府当局者によると、トランプ大統領は当初、59億ドルの緊急予算を議会に求める計画。

2005年に米南部を直撃したハリケーン「カトリーナ」では、救済・復興資金として1102億ドルが拠出されたが、「ハービー」に関してもほぼ同額の予算が必要になる可能性が高い。

テキサス州のアボット知事は30日、今回の被災地域は「カトリーナ」襲来時よりも大きいと述べ、連邦政府から1250億ドル以上の支援を受ける必要があるとの見方を示した。

一方、トランプ米大統領は、「ハービー」の被害を受けた地域を支援するため、私財から100万ドルを寄付する。サンダース報道官が明らかにした。

「ハービー」関連の予算が必要となったことで、既に難航している連邦債務上限引き上げ協議は、さらに複雑になるとみられる。

ムニューシン米財務長官は31日、「ハービー」の影響によって、連邦債務上限引き上げの期限が前倒しになる可能性があるとの見解を示した。

同長官はCNBCとのインタビューで、ハリケーン関連支出の発生に伴い「9月の歳出に何らかの影響が出るだろう」とし、「債務上限に達する時期についても数日間の影響が及ぶ可能性がある」と語った。

一方、トランプ政権当局者や有力下院議員からは、ハリケーン関連予算の確保と債務上限問題を一緒にして考えるべきでないとの声も出ている。