イラク・モスルのモスクで演説するイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の指導者アブバクル・バグダディ容疑者とされる人物。アルフルガン・メディアが公開した動画から(2014年7月5日公開)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】死亡説が出ているイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の最高指導者アブバクル・バグダディ(Abu Bakr al-Baghdadi)容疑者について、IS掃討の有志連合を率いるティーブン・タウンゼンド(Stephen Townsend)司令官(米軍中将)は8月31日、今も生存していてユーフラテス川(Euphrates River)中流域に潜伏している可能性があるとの見解を示した。

 タウンゼンド司令官は電話会見で「われわれは彼(バグダディ容疑者)を毎日捜索している。私は彼が死んだとは思っていない」と語った。

 タウンゼンド司令官はバグダディ容疑者に関して、正確な居場所を突き止める「手掛かり」がないと認めたものの、有志連合と現地部隊がISの拠点だったイラク北部モスル(Mosul)、シリア北部ラッカ(Raqa)、イラク北西部タルアファル(Tal Afar)の解放に乗り出した後、大勢のIS戦闘員と共にシリアからイラクにかけて広がるユーフラテス川中流域に逃げ込んだとみている。

 タウンゼンド司令官は「ユーフラテス川中流域がISの最後の拠点となるだろう」と指摘。「彼(バグダディ容疑者)を見つけたら、まず殺害を試みようと考えている。わざわざ捕虜にするほどの価値はないだろう」とも述べた。

 バグダディ容疑者をめぐっては、在英の「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)が6月半ば、シリア東部デリゾール(Deir Ezzor)の複数のIS幹部から死亡したと聞いたと報告。ロシア軍も同じ頃、シリアで5月に実施した空爆で死亡したかどうか確認作業を進めていると明らかにしていた。
【翻訳編集】AFPBB News