人はなぜ、うんこを漏らしてしまうのか? ストレスや食生活が原因 “中ジョッキに唐揚げ”は危険

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仕事中、電車の中、デート中……時と場所を問わず容赦なく襲ってくる便意。子供時代とは違い、シャレにならない大人のうんこ漏れ問題を多角的に追究する

◆毎日のうんこを観察すればうん漏れを防げる!

 前回の記事で「大人になってもうんこを漏らしちゃう人は意外と多い」という事例を紹介したが、では、うん漏れを防ぐ方法はないものだろうか。うん漏れをしない大腸になる方法とは? 便と腸内細菌を45年以上研究する細菌学者の辨野(べんの)義己氏に聞いた。

「大人になって排便回数が増える原因である過敏性腸症候群等は大腸の知覚過敏の一種で、突発的な下痢や便秘を繰り返してしまう病気です。そして、我慢できずに脱糞をしてしまうのであれば、肛門括約筋や骨盤底筋が弱体化して肛門をコントロールできなくなっている恐れがある。こうした想定外の漏れは、40代男性に多く見られます。仕事や家庭の責任が増大し、ストレスに参ってしまうのでしょう」

 対策は、運動して肛門括約筋を鍛えることと、食生活の改善に尽きるという。

「大腸には油分が大敵。勤務後に中ジョッッキ片手に唐揚げをつまみながら上司の悪口三昧などという人は、かなり危険です。普段の生活では、3階ぐらいまではなるべく歩いて肛門括約筋や腸腰筋など肛門周りの筋肉を鍛えてください。肛門の筋肉がダレていると、当然モレやすくなりますから」

 また、一度うんこを漏らすとトラウマになってしまい、多少の便意でも大きなストレスとなって、さらに漏らすというケースもある。トイレに行けない状態が恐くなって、急行電車に乗れなくなる人もいる。辨野氏は、こうした包括的な問題をすべて解決する究極的な方法は腸内環境の改善と説く。

「結局のところ、うんこを漏らすのは腸内環境が悪いから。普段から食物繊維をしっかり摂ることです。一番いいのはキノコ類、根菜、海藻です。うんちを出したら、極端な悪臭を放っていないか、硬さはどうか、水に沈むかどうかなど、よく観察してください。食物繊維の多い良い便は、水に浮きます」

 ダメな便をしているときは、近々うん漏れする可能性が大だ。

<外回り中の漏れ対策>

・屋外で、やむなく漏れてしまう場合は、A4用紙が役立つ。私有地以外の草むらなどに逃げ込み、四つ折りにして中央に穴を開ける

⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1381008

・人さし指を直接肛門に当てがい、うんこを拭き取る。拭き取ったあとは紙で指を包みこみ、指の汚れを取る。大便は放置せず回収

・穴を開けた際の紙片のカドを使い、爪に入り込んだ大便を丁寧に拭う。衆人環視での野糞は軽犯罪法に触れるため、参考程度に

【辨野義己氏】
農学博士、理化学研究所辨野特別研究室特別招聘研究員。現在1万人の大便を収集中(提供者募集中)。『100歳まで元気な人は何を食べているのか?』(三笠書房)など著書多数

― 大人の[うんこ漏れ防止ドリル] ―