30日、環球網は、韓国ソウル市江南区がこのほど、患者に扮した中国人による美容整形病院の実態調査を実施したとする、韓国メディアの報道を伝えた。

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2017年8月30日、環球網は、韓国ソウル市江南区がこのほど、患者に扮(ふん)した中国人による美容整形病院の実態調査を実施したとする、韓国メディアの報道を伝えた。

韓国メディア・亜州経済の30日付報道にれば、同区は7月1日から8月10日にかけて、区に雇われた3人の中国人が患者に扮して同区内にある50の整形外科病院の潜入調査を実施した。

同区では美容整形手術を受ける外国人患者のうち、中国人患者が42.1%を占めるというが、近ごろは高高度防衛ミサイル(THAAD)問題の影響で中国人患者が激減しているとのこと。同区は、今回の調査は改めて中国人の医療観光客を呼び込むために実施したもので、医療サービスの実態把握や改善に役立てるとしている。

調査では、予約からカウンセリングまで各セクションごとに評価。具体的な内容は、手術費用がリーズナブルか、患者の権利が守られているか、医師がカウンセリングを行っているかなどだ。調査の結果、50軒中5軒でカウンセリング担当者が医者でない人物だったことが判明したほか、カウンセリング終了後に支払いと手術の予約を強要する病院もあることがわかった。

一時期ブームを巻き起こした整形目的の訪韓中国人数は、2015年より減少傾向にある。また、中国人の韓国での医療に対する満足度は14年の89.6%から15年には86.6%に低下した。同区では以前、二重まぶたの手術を受けた外国人に1億ウォン(約983万円)の高額治療費を請求するトラブルが発生したこともあるという。韓国政府も外国人向けの整形手術の価格表をネット上で公開するなど、ぼったくりを一掃する政策を打ち出しているが、昨年末の段階で韓国メディアは国内の美容整形分野に「赤信号」が灯っているとの見方を示していたという。(翻訳・編集/川尻)