井手口陽介(撮影:岸本勉/PICSPORT)

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8月31日、日本はオーストラリアを2-0と下し、見事来年のロシアワールドカップ出場を決めました。

僕はこの試合、本当に素晴らしい勝ち方ができたと思います。この試合で僕はあまり文句を言う部分はありません。前回のコラムで書いたとおり、試合の入り方がとても重要でしたが、高い位置でプレッシャーをかけ相手を追い込み、試合の主導権を握りました。

その流れのまま、前半終了間際という41分に浅野拓磨が先制点を挙げられたのは理想的だったと思います。また、82分の井手口陽介のゴールも、相手の勢いを完全に削ぐ得点でした。

浅野はゴールを決めるまでは不安定でしたが、得点後は落ち着いてプレーし、自分の特長である足の速さを生かせるようになりました。試合を通じて成長していったと思います。井手口は、終始落ち着いて周りが見えていました。カットインして相手をブロックしながら自分のシュートモーションまで持っていくなど、頼もしい限りです。

また、この試合は別の2つの側面を浮かび上がらせました。

まず本田圭佑と香川真司が出なくても、落ち着いて試合を運ぶことができたことです。新しい選手が台頭し、これまで厳しい局面では必ず必要とされた本田と香川がいなくても、勝利をたぐり寄せました。本田と香川は悔しかったと思います。決してこのまま終わることもないでしょう。それこそがチームの活性化を生み、さらにチームを高めます。

もうひとつは、井手口が活躍したことで、Jリーガーでも活躍できるのが証明されたことです。Jリーグの他の選手にも刺激になったでしょう。

この勝利は、日本サッカーを活性化してくれました。今は喜びでいっぱいです。