パリSGへ移籍したエムバペ(左)とモナコに残ったルマール(右)。今夏の移籍市場の主役たちは、代表でもしっかり結果を残した。 (C) Getty Images

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 8月31日(現地時間)、ロシア・ワールドカップ欧州予選が行なわれ、フランスはホームでオランダを4-0の大差で破った。

 フランスが勝点13、オランダが10で迎えたグループAの大一番、前者が完全に主導権を握って試合を進め、14分にはグリエーズマンがジルーとのパス交換であっさりとオランダの最終ラインを突破し、GKの股間を抜くシュートで先制ゴールを奪う。
 
 オランダは悪い流れを変えられないまま後半に突入し、62分にはさらに不利な状況に追い込まれる。ストロートマンがグリエーズマンへのファウルで2度目の警告を受け、数的不利を負ってしまったのである。
 
 キャプテンのロッベンが奮闘し、GKシレッセンが好守を披露するなど、何とか粘るオランダだったが、73分にルマールの鮮やかかつ強烈なボレーシュートで追加点を奪われると、完全に勝利の可能性は失われた。
 
 89分に右サイドを抜け出したグリエーズマンのクロスをフリーのルマール(さらにその横にはラカゼットもフリーで待ち受けていた)が難なく押し込み、アディショナルタイムには、パリ・サンジェルマンへの移籍が決まったばかりのエムバペがドリブルで相手を翻弄した後、縦の素早いパス交換から4点目を決めた。
 
 4-0の圧勝。フランスは7節を終えて首位を走り、オランダは4位に沈んでいる。欧州予選は各グループの首位だけが自動的に本大会出場権を得られ、2位チームはプレーオフに回ることとなるが、オランダはその2位(スウェーデン)と勝点3離されている。
 
 残りは3試合。フランスは好調を持続し、崖っぷちに追い込まれたオランダは、奇跡の復活を果たすことができるか。
 
 なお、この日は他に8試合の欧州予選が行なわれ、グループBの欧州王者ポルトガルはフェロー諸島に5-1の勝利。エースのC・ロナウドはハットトリックを達成し、代表通算得点を78に伸ばして、あのペレの記録(77点)を抜いた。
 
 またグループHでは、ベルギーがジブラルタル相手に9ゴール、そしてクリーンシートで力の差を見せ付けた。得点の内訳は、ムニエがハットトリック、R・ルカクが2点、そしてメルテンス、ヴィツェル、アザールがそれぞれ1点ずつを挙げた。
 
 ポルトガルは首位スイスに勝点3差の2位、ベルギーは2位ギリシャを6引き離して首位を走っている。