“刺さる言葉”を持った、存在感抜群のラッパー・ちゃんみなさんをインタビューで直撃。意外な過去や今後の目標について聞きました。

「BAZOOKA!!!高校生RAP選手権」で圧巻のフリーラップを披露し、今年3月にメジャーデビューを果たしたちゃんみなさん。音楽には幼少期から親しんできた。

「3歳の時からピアノをやって音楽に触れていたのですが、中学でやんちゃしてしまって(笑)。音楽から離れてしまったんです。その時、母から『いつまでこんなふうでいるの?』と言われ、自分の生き方に不安を感じ…。心機一転、高校受験をして音楽を学べるボーカルコースに入学しました」

特にラップにハマった理由は?

「小学2年生の時にBIGBANGに出会って。G-DRAGONさんにインスパイアされて、ラップを自己流で始めました。子どもの頃は引っ込み思案でいじめに遭っていたので、その怒りや悔しさをエネルギーにして。私、ネガティブな感情を昇華させることがモチベーションのひとつなんです。歌詞を書く時もあえてエゴサーチしたり、ケンカしてみたり(笑)。特に『Princess』は、その気持ちをストレートに表現している曲です」

将来的な目標は?

「音楽のプロダクション会社をつくりたい。若い子たちに曲を提供して、歌ってもらいたいです!」

生きてる間に、BIGBANGに会いたい。

ダンスやラップ…私のパフォーマンスの原点のひとつは、間違いなくBIGBANG。CDを聴いて、DVDを見て、学び続けてます。

レコーディングのため、LAのスタジオに!

中学時代に作詞作曲を始めて、3月についにメジャーデビュー。環境はどんどん変化して、初の海外レコーディングもしました!

“万全な環境”の時、詞と曲が降りてきます。

詞と曲ができるのはたいてい同時。部屋で、適度な温度、適度なお腹の溜まり具合、適度な静けさの時に、ふっと降りてくる(笑)。

1998年生まれ。父親が日本人、母親が韓国人の韓国生まれ。日本語、韓国語、英語を話すトリリンガル。パンチの利いた作詞、ラップ、キャラクターが話題に。1stアルバム『未成年』が発売中!

※『anan』2017年9月6日号より。写真・土佐麻理子 取材、文・松下侑衣花

(by anan編集部)