先制点を挙げ、歓喜を爆発させる浅野。ハリルホジッチ監督の思い切った登用が実を結んだ。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

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 6大会連続6回目のワールドカップ出場を決めた日本代表の戦いぶりを、お隣り韓国のメディアはどう伝えたのだろうか。ともに歴史と伝統のある国内2大紙が、それぞれ報じている。
 
 ヴァイッド・ハリルホジッチ監督のスカウティングがモノを言ったと評したのが、『朝鮮日報』だ。「日本はフランス大会から数えて一度もワールドカップ出場を逃していない。本大会行きを決めたオーストラリア戦の勝利は、ハリルホジッチ監督の手腕によるところが大きい」とし、「本田、香川、岡崎の3選手をスタメンから外した。すべては用意周到なプランを遂行するためで、その要求を満たせない選手を迷いなく切り捨てたのだ」と論じた。
 
 その結果、「オーストラリアが長くボールを保持したが、むしろ攻撃が機能していたのはカウンターアタックを仕掛けた日本だった」と分析。オーストラリアの守備網はそこかしこにギャップが生まれ、その間隙を浅野拓磨が見事に突き、先制点に繋げたとした。
 
 かたや『中央日報』は、「6万大観衆の目前で日本代表が快勝を収めた。巧みな試合運びでオーストラリアに付け入る隙を与えず、鮮やかに2ゴールをマーク。ハリルホジッチ監督はみずからの解任危機をものの見事に吹き飛ばした」と記し、日本サッカー協会の強化サイドと指揮官の間にあった微妙な距離感を伝えた。
 
 ハリルジャパンを持ち上げた一方で、同日にイランと引き分けた母国代表チームに対しては辛辣。『中央日報』は「これまで8試合すべてで得点を挙げてきたチームが、(退場者が出て)10人の相手から1点も奪えないとは……。この日のイランが見せたような不屈のメンタリティーを、次(ウズベキスタン戦)こそは見せなければいけない」と発破をかけた。

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